文献

J-GLOBAL ID：202002265540647375   整理番号：20A0209950

レスベラトロールはPI3K/Akt/mTORシグナル伝達経路を介して照射ラットにおける腸損傷を軽減する【JST・京大機械翻訳】

Resveratrol attenuates intestinal injury in irradiated rats via PI3K/Akt/mTOR signaling pathway

著者 (2件)： Radwan Rasha R. (Drug Radiation Research Department, National Center for Radiation Research and Technology (NCRRT), Egyptian Atomic Energy Authority (EAEA), Cairo, Egypt) ,  Karam Heba M. (Drug Radiation Research Department, National Center for Radiation Research and Technology (NCRRT), Egyptian Atomic Energy Authority (EAEA), Cairo, Egypt)
資料名： Environmental Toxicology  (Environmental Toxicology)
巻： 35  号： 2  ページ： 223-230  発行年： 2020年 
JST資料番号： E0287C  ISSN： 1520-4081  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 放射線誘発腸炎は放射線療法における最大の課題の一つである。本研究は,ラットにおける放射線誘発性腸損傷に対する抗炎症特性を示すレスベラトロールの改善効果を評価し,基礎となる機構を調査するために設計された。ラットを5Gyの単回投与に曝露した。レスベラトロール(20mg/kg/日)を3週間にわたり照射ラットに経口投与した。結果は,レスベラトロールが腸の酸化ストレスパラメータを改善したことを示した。マロンジアルデヒド(MDA)含量,グルタチオン(GSH)レベル,カタラーゼ(CAT)活性を照射群と比較した。さらに,レスベラトロールは炎症性サイトカインの含有量を減少させた。腫瘍壊死因子α(TNF-α),核因子カッパ(NF-κB),および腸におけるインターロイキン1β(IL-1β)。ウェスタンブロット法分析により,レスベラトロールは,照射ラットの腸組織において,ホスホイノシチド3キナーゼ(PI3K),蛋白質キナーゼB(Akt)の蛋白質発現およびラパマイシンの哺乳類標的(mTOR)を下方制御し,炎症性メディエーター産生を低下させることを明らかにした。これらの結果を組織病理学的研究により確認した。結論として,レスベラトロールはPI3K/Akt/mTOR経路を調節することにより照射後の腸炎症を軽減し,それにより放射線療法における有望なアジュバントとなり得る。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 炎症性サイトカイン ,  酸化ストレス ,  *ラット ,  放射線 ,  ウェスタンブロット法 ,  *ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ ,  カタラーゼ ,  消炎作用 ,  ダウンレギュレーション ,  放射線療法 ,  炎症性メディエーター ,  TNFα ,  腸炎 ,  アジュバント ,  単回投与

著者キーワード (4件)： サイトカイン ,  PI3K/Akt/mTOR ,  放射線 ,  レスベラトロール

分類 (3件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  有機化合物の毒性  (GZ02030Y) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (7件)： レスベラトロール ,  PI3K ,  Akt ,  mTOR ,  シグナル伝達経路 ,  ラット ,  腸損傷