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J-GLOBAL ID：202002265585826678   整理番号：20A1306306

直流コロナ放電による酢酸の分解と水中のpH変化測定

Decomposition of Acetic Acid and Measurement of pH Variation on DC Corona Discharge

著者 (3件)： 伊藤誠治 (大阪工大 大学院) ,  吉田恵一郎 (大阪工大 大学院) ,  見市知昭 (大阪工大 大学院)
資料名： 静電気学会誌  (Journal of the Institute of Electrostatics Japan)
巻： 44  号： 3  ページ： 141-146  発行年： 2020年05月31日 
JST資料番号： S0175A  ISSN： 0386-2550  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プラズマが短寿命の活性種であるOHラジカル(OH)を生成できるので,水処理のための放電プラズマの使用が注目されている。本研究では,プラズマ放電を用いた水処理における活性酸素種間の化学反応に関与する機構を調べた。DCコロナ放電を水の表面上で操作し,溶解した放電生成物を測定した。水処理試験をバッチ反応器と溶液循環反応器で行った。酢酸の濃度はバッチ反応器を使用するとさらに減少した。バッチ反応器において,溶存オゾンの濃度は,pH値が高くなるほどさらに減少した。このオゾンの減少は処理溶液の循環に依存する。追加実験として,反応器中のOH^-とH⁺の分布を調べた。OH^-の生成は反応器で確認できなかった。H⁺の生成が確認されたが,BTB液体の色は液体が撹拌された後に中性になった。著者らの結果は,水中の活性種の濃度がDCコロナ放電を用いた水処理に重要であることを示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： プラズマ ,  ヒドロキシルラジカル ,  化合物 ,  *コロナ放電 ,  *pH【水素イオン指数】 ,  *活性酸素 ,  回分反応器 ,  放電 ,  オゾン ,  水処理 ,  脂肪酸 ,  薬物
準シソーラス用語： 放電プラズマ ,  OHラジカル ,  活性種 ,  活性酸素種 ,  バッチ反応器

分類 (2件)： 気体放電  (BJ03020T) ,  用水の化学的処理  (SC02040E)

物質索引 (1件)： 酢酸

引用文献 (15件)：

• B. R. Locke, M. Sato, P. Sunka, M. R. Hoffmann and J.-S. Chang: Electrohydraulic discharge and nonthermal plasma for water treatment. Ind. Eng. Chem. Res., 45 (2006) 882-905
• K. Yasuoka: Progress on direct plasma water treatments. IEEJ Trans. FM, 129 [1] (2009) 15-22
• P. Bruggeman and C. Leys: Non-thermal plasmas in and in contact with liquids. J. Phys. D: Appl. Phys., 42 (2009) 053001
• W. H. Glaze, J.-W. Kang and D. H. Chapin: The chemistry of water treatment processes involving ozone, hydrogen peroxide and ultraviolet radiation. Ozone Sci. & Eng., 9 (1987) 335-352
• S. Esplugas, J. Gimenez, S. Contreras and E. Pascual: Comparison of different advanced oxidation processes for phenol degradation. Water Res., 36 (2002) 1034-1042

タイトルに関連する用語 (6件)： 直流 ,  コロナ放電 ,  酢酸 ,  分解 ,  水中 ,  pH