抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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病院への早期到着と慣性力による容態悪化の防止を目的とした救急車の経路選定法を提案する.対象とする傷病は,搬送時間と慣性力の影響を強く受ける心疾患,出血性脳卒中,骨折・脱臼とする.経路は,搬送時間,血圧変動,背面圧迫に関する3つの評価関数を小さくする多目的最適化問題に対して,完全最適解またはパレート解として求める.パレート解として得られた場合には,各傷病の選定方針に基づいて1つに決定する.数値例では,提案法による経路に加えて,救急車の実経路,グーグルマップナビゲーションによる経路も示す.これらの比較から,選定方針に適合した経路が得られることを示しつつ,今後の対応すべき課題を述べる.(著者抄録)