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J-GLOBAL ID:202002267008225102   整理番号:20A2752349

シカ用くくり罠による錯誤捕獲がカモシカに与える影響 -浅間山カモシカ研究会-

The influence of mistake capture by snare traps on the Japanese serow -Asama Japanese Serow Research Group-
著者 (6件):
資料名:
巻: 29  ページ: 103-117(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: U1967A  ISSN: 2189-7727  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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ニホンジカ(Cervus nippon)捕獲用のくくり罠でニホンカモシカ(Capricornis crispus)が錯誤捕獲されており,その影響を調べた.長野県小諸市は2016年から錯誤捕獲されたカモシカに耳標を装着して記録をしている.千曲川南側の丘陵地帯に2017年からセンサーカメラを設置し,耳標のついたカモシカの負傷状態と生存を確認した.2016年から2019年まで,錯誤捕獲数は減少していなかった.同一個体が平均で2.8回,最大で14回錯誤捕獲されていた.負傷状態を確認できた24個体の半数に負傷経験があり,その内9個体に四肢の一部の欠損が見られた.少なく見積もっても,錯誤捕獲個体全体の約30%に負傷経験があった.捕獲回数が増えると負傷の程度が酷くなったが,傾向は顕著ではなかった.負傷を酷くする他の要因があると思われる.負傷個体と負傷していない個体で,生存率に差がなかった.中長期的なモニタリングが必要である.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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狩猟  ,  自然保護  ,  個生態学 
引用文献 (11件):
  • 近清弘晃・竹下 毅・塚田英晴・南 正人 2018.シカ用くくり罠で錯誤捕獲されたニホンカモシカ(Capricornis crispus)の行動圏利用.日本哺乳類学会2018年度大会ポスター発表.
  • 福江佑子・南 正人・竹下 毅 2019.くくり罠による中型獣の錯誤捕獲の現状~長野県小諸市の場合~.日本哺乳類学会2019年度大会ポスター発表.
  • Kishimoto, R. 1989. Social organization of a solitary ungulate, the Japanese serow Capricornis crispus in the field study. Journal of Mammalogical Society of Japan 13: 51-58.
  • Kishimoto, R. and Kawamichi, T. 1996. Territoriality and monogamous pairs in a solitary ungulate, the Japanese serow, Capricornis crispus. Animal Behaviour 52: 673-682.
  • 南 正人・竹下 毅・井上孝大・近清弘晃・髙田隼人 2018.くくり罠による錯誤捕獲がカモシカに与える影響.自然保護助成基金助成成果報告書 27:23-30.
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