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J-GLOBAL ID：202002267697693072   整理番号：20A2285185

高トリグリセリド血症とアテローム性動脈硬化症:動物モデルにおける機構研究をガイドするためのヒト研究の利用【JST・京大機械翻訳】

Hypertriglyceridemia and Atherosclerosis: Using Human Research to Guide Mechanistic Studies in Animal Models

著者 (3件)： Basu Debapriya (Division of Endocrinology, Diabetes and Metabolism, New York University School of Medicine, New York, NY, United States) ,  Bornfeldt Karin E. (Department of Medicine, University of Washington Medicine Diabetes Institute, University of Washington School of Medicine, Seattle, WA, United States) ,  Bornfeldt Karin E. (Department of Pathology, University of Washington Medicine Diabetes Institute, University of Washington School of Medicine, Seattle, WA, United States)
資料名： Frontiers in Endocrinology (Web)  (Frontiers in Endocrinology (Web))
巻： 11  ページ： 504  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7068A  ISSN： 1664-2392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト研究は,高トリグリセリド血症とアテローム硬化性心血管疾患(CVD)の間の強い関連を支持する。しかし,高トリグリセリド血症とCVDリスクの増加の間に因果関係が存在するかどうかは未だ不明である。CVDリスクにおける高トリグリセリド血症に対する明確な因果的役割を確立する困難さについての1つの妥当な説明は,TRL自体よりもむしろトリグリセリドに富むリポ蛋白質(TRLs)の脂肪分解産物が,CVDリスクの増加の可能性のあるメディエーターであることである。この仮説は,このような脂肪分解産物(受容体リポ蛋白質粒子;RLP)のクリアランスの障害を生じるヒトにおける稀な変異の研究により支持される。高トリグリセリド血症のいくつかの動物モデルはこの仮説を支持し,さらなる機構的理解を提供した。リポ蛋白質リパーゼ(LPL)を欠損するマウス,TRL脂肪分解とRLPsの生成に関与する主要な血管酵素,またはその内皮アンカーGPIHBP1は,TRLとRLPsをクリアするために必要なアポリポ蛋白質(APO)Eを欠損した動物モデルと比較して,極度に高トリグリセリド血症であるが,最小のアテローム性動脈硬化症しか発生しない。同様に,動物モデルは,LPL活性化(APOC3の阻害,ANGPTL3またはANGPTL4作用,またはAPOA5)によるTRLsとRLPsのクリアランスの増加が,アテローム性動脈硬化症からの保護をもたらすことを示す。機構研究は,RLPsが動脈壁に容易に侵入するため,大きなTRLsよりアテローム生成的であり,それらがトリグリセリドと比較してコレステロールに富んでおり,病変細胞におけるアテローム形成促進効果を促進することを示唆する。他の機構研究は,肝臓受容体(LDLRとLRP1)とAPOEがRLPクリアランスに重要であることを示す。したがって,動物モデルにおける研究は付加的な機構的洞察を提供し,TRL由来のRLPsは高度にアテローム発生的であるが,血漿における非常に大きなTRLの蓄積による高トリグリセリド血症はTRL脂肪分解産物の不在下では顕著なアテローム生成ではないという仮説と一般的に一致した。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 血管 ,  血漿 ,  *トリグリセリド ,  クリアランス ,  脂肪分解 ,  ヒト ,  リポタンパク質リパーゼ ,  *アテローム ,  内皮 ,  *アテローム性動脈硬化症 ,  *高トリグリセリド血症 ,  アポE ,  ステロール ,  脂環式アルコール
準シソーラス用語： *動物モデル ,  アポA-V , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： アンジオポエチン様3 ,  動物モデル ,  アポリポ蛋白質 ,  アテローム性動脈硬化症 ,  リポ蛋白リパーゼ ,  高トリグリセリド血症

分類 (2件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  脂質の代謝と栄養  (EJ02034Q)

物質索引 (1件)： コレステロール

引用文献 (195件)：

• Hulley SB, Rosenman RH, Bawol RD, Brand RJ. Epidemiology as a guide to clinical decisions. The association between triglyceride and coronary heart disease. N Engl J Med. (1980) 302:1383-9. doi: 10.1056/NEJM198006193022503
• Brahm A, Hegele RA. Hypertriglyceridemia. Nutrients. (2013) 5:981-1001. doi: 10.3390/nu5030981
• Yuan G, Al-Shali KZ, Hegele RA. Hypertriglyceridemia: its etiology, effects and treatment. CMAJ. (2007) 176:1113-20. doi: 10.1503/cmaj.060963
• Chait A, Brunzell JD, Albers JJ, Hazzard WR. Type-III Hyperlipoproteinaemia (“remnant removal disease”). Insight into the pathogenetic mechanism. Lancet. (1977) 1:1176-8. doi: 10.1016/S0140-6736(77)92717-9
• Rhainds D, Brodeur MR, Tardif JC. Investigational drugs in development for hypertriglyceridemia: a coming-of-age story. Expert Opin Investig Drugs. (2019) 28:1059-79. doi: 10.1080/13543784.2019.1696772

タイトルに関連する用語 (6件)： 高トリグリセリド血症 ,  アテローム性動脈硬化症 ,  動物 ,  モデル ,  研究 ,  ヒト