抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,地方出身者と都市部出身者の認識を調べるために,著者が取り組んできている若者の地方から都市部への流出問題の研究で確認できた流出に影響する要素をもとにフィールド調査を行った。ここでは,5段階で評価する12個の要素により構成される調査票を作成し,2019年夏に実施した。回答者は東北地方の大学と短大に在学する234人の女子大学生である。出身地のデータを含め,データの処理に際しては,中核市の要件とされている人口20万人の基準を用い,回答者を地方出身者と都市部出身者の二つのグループに分類した。それぞれのグループに対しクラスター分析を施し,クラスターを導出した。地方出身者のグループは大きく4つ,都市部出身のそれは2つのクラスターにまとめることができた。そして,これらの6つのクラスターをANOVAで統計検定した結果,すべての要素において有意な差が認められたので,クラスターの平均値に基づいて要素の特徴づけを行った。(著者抄録)