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J-GLOBAL ID：202002267878740178   整理番号：20A2688959

歴史的風致維持向上計画にみる歴史まちづくりの現状と土木史研究に期待される役割

A STUDY ON THE CURRENT STATE CONCERNING MAINTENANCE AND IMPROVEMENT OF HISTORIC ENVIRONMENT AND ON THE ROLE EXPECTED OF HISTORICAL STUDIES IN CIVIL ENGINEERING

著者 (3件)： 阿部貴弘 (国土技術政策総合研) ,  北河大次郎 (ICCROM) ,  脇坂隆一 (国土交通省 東北地方整備局)
資料名： 土木学会論文集 D2(土木史)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. D2 (Historical Studies in Civil Engineering) (Web))
巻： 67  号： 1  ページ： 49-63(J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0266A  ISSN： 2185-6532  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律の制定・施行をきっかけとして,まちづくりにおける土木遺産の活用に対する要請が急速に高まっている.こうした要請に応えるためには,歴史まちづくりの取組みを進めるうえで土木史研究に期待される役割を明らかにしておくことが重要である.本論では,国の認定を受けている歴史的風致維持向上計画の記載内容についてレビューするとともに,各認定都市に対するアンケート調査により,歴史まちづくりの取組みの現状と課題を把握・整理した.さらに,現状と課題を踏まえ,歴史まちづくりの取組みを進めるうえで土木史研究に期待される役割を抽出し,特にインフラ整備の視点からの都市構造の総合的な評価や,実践的・実務的な土木遺産の保全・活用技術の構築等の研究が期待されていることを指摘した.(著者抄録)

シソーラス用語： 風致地区 ,  *人間行動 ,  *歴史的建造物 ,  町づくり ,  歴史 ,  土木史 ,  遺跡 ,  研究 ,  整備 ,  都市構造 ,  *計画 ,  *上昇 ,  *維持管理 ,  技術 ,  利用
準シソーラス用語： インフラ整備 ,  維持向上計画 ,  活用技術 ,  土木遺産 ,  土木史研究 ,  *歴史的風致

分類 (2件)： 開発,再開発,都市整備  (RD02030V) ,  ドキュメンテーション  (RA01030F)

引用文献 (11件)：

• 1) 阿部貴弘,有田義隆,高木宏二:土木遺産の利活用に向けた住民参画による検討手法に関する考察-旧瀬田川南郷洗堰の取り組みを事例として-,土木学会年次学術講演会講演概要集,62巻,2007.
• 2) 田中尚人,岡田昌彰,高木宏二,阿部貴弘,有田義隆:土木遺産を活かした地域マネジメント-旧瀬田川南郷洗堰を事例として-,土木計画学研究発表会・講演集,35巻,土木学会,2006.
• 3) 北河大次郎:近代化遺産,遺跡学研究,第5号,pp. 60-65,日本遺跡学会,2008.
• 4) 北河大次郎:近代化遺産,景観用語事典,pp. 132-133,彰国社,2007.
• 5) 歴史まちづくり法研究会編:歴史まちづくり法ハンドブック,ぎょうせい,2009.

タイトルに関連する用語 (9件)： 歴史的風致 ,  計画 ,  歴史 ,  まちづくり ,  現状 ,  土木史 ,  研究 ,  期待 ,  役割