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J-GLOBAL ID：202002267966205286   整理番号：20A1309661

東京五輪・パラリンピックに向けた新たなセキュリティ対策の展開と公共空間の変容

Development of New Security Measures for the Tokyo Olympic & Paralympic Games and the Transformation of Public Space

著者 (1件)： 杉山和明 (流通経済大)
資料名： 経済地理学年報  (Annals of the Japan Association of the Economic Geographers)
巻： 66  号： 1  ページ： 112-135  発行年： 2020年03月30日 
JST資料番号： F2053A  ISSN： 0004-5683  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本研究では,東京五輪・パラリンピックの「安全・安心」に対する対策を概観し,その対策を明らかにし,高度なセキュリティ対策に伴う問題点を指摘すること等の報告。
・セキュリティに関する官民連携と技術的対策に関し,オールジャパン体制の構築,会場施設の出入場管理とラストマイルカメラ,鉄道車両等への防犯カメラ導入の報告。
・「カメラシステムの高度化」とセキュリタイゼーションに関し,群衆監視技術とAI・IoT,セキュリタイゼーションと公共空間の変容についての報告。
・AI・IoTを用いた行動分析,予測警備を導入した「安全」対策は,監視・管理の極大化になり,市民的自由を窒息させ,市民の「安心」を奪うリスクがあることの報告。

シソーラス用語： *安全対策 ,  *スポーツ ,  *空間 ,  安全性 ,  セキュリティ ,  鉄道車両 ,  カメラ ,  人工知能 ,  相互接続 ,  行動科学
準シソーラス用語： *セキュリティ対策 ,  *公共空間 ,  *東京五輪・パラリンピック

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (64件)：

• 朝田佳尚(2019a):『監視カメラと閉鎖する共同体-敵対性と排除の社会学-』慶應義塾大学出版会.
• 朝田佳尚(2019b):自己撞着化する監視社会,『世界』6月号:152-160.
• 阿部 潔(2016a):東京オリンピック研究序説-「2020年の日本」の社会学-,『関西学院大学社会学部紀要』123:65-83.
• 阿部 潔(2016b):先取りされた未来の憂鬱-東京2020年オリンピックとレガシー-,(所収 小笠原博毅・山本敦久編『反東京オリンピック宣言』航思社:40-58).
• 荒又美陽・大城直樹・山口 晋・小泉 諒・杉山和明(2018):東京オリンピックに向けて考える-グローバル化,都市・地域開発,セキュリティ-,E-Journal Geo 13(1):273-295.

タイトルに関連する用語 (6件)： 東京 ,  パラリンピック ,  セキュリティ対策 ,  展開 ,  公共空間 ,  変容