抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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血漿トリグリセリド(TG)濃度はアジア人の間で顕著に高く,これは遺伝学とライフスタイル因子の相互作用と関連している可能性がある。本研究の目的は,ゲノムワイド関連研究から血漿TG濃度と強い関連を持つ遺伝的変異を調べ,韓国人成人のコホートにおける脂質異常症と関連する遺伝的変異体とのライフスタイル相互作用を同定することである。韓国のゲノムと疫学研究は,2004年~2013年の間に韓国センターが実施した遡及的病院ベースの都市コホートにおいて,栄養摂取量を含む遺伝的変異とライフスタイル因子を決定するために,韓国の横断的デザインを利用した。40歳から77歳までの韓国人成人は参加者であった(n=28,445)。血漿TG濃度に影響する遺伝的変異を,年齢,性,居住地域およびボディマスインデックスを調整した後,対立遺伝子遺伝モデルを用いたゲノムワイド関連研究によって選択した。食物頻度アンケートからの脂質プロファイルと栄養摂取量を測定した。一塩基多型とライフスタイル因子間の相互作用は,血漿TGレベルに影響すると決定された。APOA5 rs662799とrs2266788のマイナーな対立遺伝子は,主要な対立遺伝子(それぞれP=8.89E-150とP=4.75E-68)と比較して,1.86と1.51倍の高い血漿TG濃度と関連していた。性別は,これらの単一ヌクレオチド多型との相互作用を有し,男性は血漿TG濃度が高かった。一塩基多型は,炭水化物,脂肪,およびカルシウム摂取量と有意な相互作用があった。アルコール消費;血漿TG濃度と関連した喫煙状態。各単一ヌクレオチド多型のマイナー対立遺伝子を持つキャリアは,低脂肪(<15%)及び高炭水化物(≧72%)飼料を主要対立遺伝子のそれらよりも高い血漿TG濃度を有した。低カルシウム摂取量(<500mg/日)のマイナー対立遺伝子のキャリアは,主要対立遺伝子のキャリアと比較して血漿TG濃度上昇を経験した。APOA5,rs662799またはrs2266788のマイナーな対立遺伝子のいずれかを有する喫煙者とアルコール飲料は,その主要な対立遺伝子を有するそれらより高い血漿TG濃度を有した。これら結果は,APOA5 rs662799とrs2266788のマイナーな対立遺伝子を,特に男性に対し,高いTG濃度と関係し,マイナーな対立遺伝子の韓国キャリアーが,高トリグリセリド血症のリスクを増加することを示す。APOA5 rs662799とrs2266788のマイナーな対立遺伝子を持つ人々における脂質異常症を予防するためのライフスタイル因子の調節の有効性を検討するために,更なる研究が必要である。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
