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J-GLOBAL ID:202002268134216543   整理番号:20A0783597

慢性関節リウマチにおける抗腫瘍壊死因子治療により特異的に拡大されるT細胞のマーカーとしてのFoxp3安定性における腫瘍壊死因子受容体II型の関与【JST・京大機械翻訳】

Involvement of Tumor Necrosis Factor Receptor Type II in FoxP3 Stability and as a Marker of Treg Cells Specifically Expanded by Anti-Tumor Necrosis Factor Treatments in Rheumatoid Arthritis
著者 (15件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 576-587  発行年: 2020年 
JST資料番号: C0784B  ISSN: 2326-5191  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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【目的】関節リウマチ(RA)または脊椎関節炎(SpA)患者における実験モデルにおける炎症の運動制御および抗TNF治療に対する反応における腫瘍壊死因子受容体II型(TNFRII)を発現するTreg細胞の関与を研究する。【方法】Treg細胞におけるTNFRIIの役割を,マルチレベルの翻訳アプローチを用いて調査した。Treg細胞安定性を,亜硫酸水素塩配列決定を用いてFoxp3遺伝子座のメチル化状態を分析することによって評価した。野生型(WT)マウスからの精製CD4+CD25+細胞の移動の有無にかかわらず,炎症の2つのモデル(イミキモド誘導皮膚炎症および遅延型過敏性関節炎[DTHA])をTNFRII-/-マウスで誘導した。RA患者とSpA患者において,標的治療前後のTNFRII+Treg細胞集団の進化をモニターした。【結果】Treg細胞におけるFoxp3遺伝子メチル化は,WTマウス(50%対36.7%)よりTNFRII-/-マウスにおいてより大きかった。培養Treg細胞において,TNFはTNFRIIシグナリングを通してFoxp3の発現,維持および増殖を強化した。イミキモドによる皮膚炎症とDTHAは,TNFRII-/-マウスで悪化した(皮膚炎症マウスでP<0.05,WTマウスと比較してDTHA中の足関節腫脹マウスでP<0.0001)。TNFRII-/-マウスへのWTマウスTreg細胞の養子移植は,関節炎の悪化を予防した。抗TNF治療を受けているRA患者において,トシリズマブを受けていない患者において,TNFRII+Treg細胞の頻度は,ベースラインと比較して3か月の治療で増加した(平均±SEM65.2±3.1%対49.1±5.5%;P<0.01)。対照的に,SpAを有する抗TNF治療患者において,TNFRII+Treg細胞の頻度は変化しなかった。結論:TNFRII発現は,遺伝子低メチル化を介してFoxp3の安定発現により特徴付けられるTreg細胞のサブセットを同定し,TNRII発現Treg細胞の養子移動は実験モデルにおける炎症を改善する。TNFRII+Treg細胞の拡大と活性化は,抗TNF剤がRAにおける炎症を制御する機構の1つである可能性があるが,SpAにおいてはそうではない。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
運動器系の基礎医学  ,  消炎薬の基礎研究  ,  遺伝子の構造と化学 

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