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J-GLOBAL ID：202002268266280144   整理番号：20A0521891

液体水中の2種類の局所構造の共存に対する散乱関数における直接証拠【JST・京大機械翻訳】

Direct Evidence in the Scattering Function for the Coexistence of Two Types of Local Structures in Liquid Water

著者 (2件)： Shi Rui (Institute of Industrial Science, University of Tokyo, Japan) ,  Tanaka Hajime (Institute of Industrial Science, University of Tokyo, Japan)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 142  号： 6  ページ： 2868-2875  発行年： 2020年 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水は地球上の不可欠な液体であり,それは生活システムにおいて極めて重要な役割を果たすだけでなく,地球の気候システムへの様々な産業応用からの日常生活にも大きな影響を持っている。しかし,他の液体と比較した場合,液体水の異常な性質は,液体水の基本構造が不明のままであり,重大な議論の問題となっているので,何世紀もの間に謎をもたらした。ここでは,三つの一般的な水モデルの計算機シミュレーションと最近の散乱実験データの解析により,構造因子の見かけの「第一回折ピーク」に隠された二つの重なりピークが存在することを示した。それらのうちの1つ(通常のピーク)は通常の液体と同様に隣接するO-O距離に対応し,他の(異常ピーク)はより長い距離に対応する。この異常ピークは四面体水構造に関連した密度波の最も拡張された周期から生じ,シリカ及び他の四面体液体において一般的に観測されるいわゆる最初の鋭い回折ピークとして同定されることを明らかにした。対照的に,通常のピークは四面体対称性を欠く局所構造の密度波特性から生じた。この発見は,液体水中の2種類の局所構造の共存を明確に証明する。著者らの知見は,水構造に関する長年の論争を解決するための重要な手掛かりを提供するだけでなく,液体水中の四面体構造の割合への直接実験的アクセスも可能にする。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 地球 ,  四面体 ,  計算機シミュレーション ,  密度波 ,  構造因子 ,  *散乱 ,  対称性 ,  二酸化ケイ素 ,  回折 ,  水モデル ,  *散乱関数
準シソーラス用語： 水構造 ,  産業応用 ,  局所構造 ,  *液体水 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 液体構造一般  (BK02010E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 液体水 ,  局所構造 ,  共存 ,  散乱関数 ,  証拠