抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多くの食品事業者は,良い商品を作っていれば評価され,売れていくという考えのもと,さまざまな商品開発を行ってきた.しかし,食品事業者の商品開発力は大手企業には及ばないので,成長するためには営業力の向上が重要だが,これまで営業活動のなかでも新規開拓に焦点をあてた研究は十分に展開されていなかった.本稿では,営業活動のうち新規開拓が食品事業者の成長にとって重要であることを確認する.同時に,その手法のひとつである商談会に焦点をあて,実施方法の確認,商談会の実績の確認や評価,これを通じ把握した課題を検討する.2016年1月に新潟で開催した商談会では,12.2%の採用実績となったことから,数多くある新規開拓の手法のなかでも商談会は有効な方法であることが確認できた.しかし,同時に継続商談としたバイヤーに対し,商談会終了後に食品事業者から営業活動を行ってないことも確認できた.食品事業者が新規取引先の開拓を行うことで成長するためには,新商品開発して買いに来るのを待つのではなく,商談会などをきっかけに興味を持ったバイヤーに対し,自らが営業活動を行い,バイヤーのビジネスになるよう商品規格の調整など,顧客適応ができるよう営業力を向上すれば,商談会の採用率をさらに高められると考える.(著者抄録)