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J-GLOBAL ID:202002268569661507   整理番号:20A1700951

高専生の特徴から導かれる高専における生物教育法についての考察

Study of biological education methods in technical college led by the characteristic of students.
著者 (5件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 160-169  発行年: 2020年08月01日 
JST資料番号: X0663A  ISSN: 0287-119X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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技術者育成を目的とした工業高等専門学校(以下,高専)における生物学教育法の検討を行うため,高等学校(以下,高校)と高専でアンケート調査を行い,高専生の特徴を明らかにし,高専生に有効な講義のデザインを考案することを試みた.生物学への関心と学習意欲に差は見られなかったが,生物学の勉強時間が高校生に比較し高専生は少ない傾向が見られた.また,生物学を難解であると考える学生も,高校生に比較して多かった.学習意欲に関連している要因に成績をあげていることから,学習しやすい形式で,試験結果に結びつきやすい方式を取り入れた方が良いことが示唆された.高専生は,遊び時間が多い傾向もうかがわれた.インターネットやゲームといったデジタル機器を使用する時間が,高校生と比較して長い傾向が見られた.また,積極的に学びたいことは,高校生は,専門教科や技術といった進学や就職に関連することなのに対し,高専生は,専門教科や技術の他に,ビジネスや語学,スポーツといった就職後必要となる事全般について学びたがる傾向が見られた.高専生,高校生ともに,必要性よりも,興味や成績が,学習意欲に関連が深いことがわかった.したがって,成績に結びつく教材を与えること,興味を持たせるのに,インターネットを取り入れた講義方式や課題を取り入れること,ビジネスやスポーツなど関心事に関連した内容を盛り込めることなどが,有効である可能性が示された.さらに,興味や成績に,必要性が関連しており,すぐに役立つ情報の提供や,汎用性のある理論やモデルを理解させることが,勉強にメリットを感じさせることにつながると考えた.(著者抄録)
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分類 (1件):
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生物科学一般 
引用文献 (10件):
  • Deci, E.I. and Ryan, R.M. (1985) Intrinsic motivation and self-determination in human behavior. New York: Plenum Press.
  • Gero, A. and Abraham, G. (2016) Motivational factors for studying science and engineering in beginning students: the case of academic preparatory programmes. Global Journal of Engineering Education 18(2): 72-76.
  • 芳野郁朗・青柳肇(1998)学習性無力感に及ぼす課題の自己決定の効果.ヒューマンサイエンスリサーチ 7: 217-227.
  • 伊佐夏実・知念渉(2014)理系科目における学力と意欲のジェンダー差.日本労働研究雑誌 648: 84-93.
  • Keller, J.M. (1984) Motivation Design for Learning and Performance, The ARCS Model Approach. New York: Springer SBM. 鈴木克明監訳(2010)学習意欲をデザインする-ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン-.北大路書房.
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