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J-GLOBAL ID：202002268689811350   整理番号：20A2269719

電気集塵装置を用いた気中におい成分の除去に関する研究

Reduction of the Odor Component Using Electrostatic Precipitator

著者 (3件)： 大川翔太郎 (職業能力開発総合大) ,  川田吉弘 (職業能力開発総合大) ,  清水洋隆 (職業能力開発総合大)
資料名： 静電気学会誌  (Journal of the Institute of Electrostatics Japan)
巻： 44  号： 5  ページ： 218-224  発行年： 2020年09月30日 
JST資料番号： S0175A  ISSN： 0386-2550  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屋内環境用の静電集塵器による脱臭を付加するために,閉鎖空間における正および負のコロナ放電による臭気成分の低減を試験した。本研究では,フェネチルアルコールを臭気成分として用い,次に,濃度をガスクロマトグラフィーと吸着脱着剤で測定した。その結果,フェネチルアルコール濃度はコロナ放電で開始から5分間の操作後に低下し,その後,運転時間の増加と共に濃度はわずかに低下した。印加電圧を上げると,放電電流は増加し,フェニルエチルアルコール濃度の還元率も増加した。フェネチルアルコール濃度の減少は,コロナ放電における接地板電極または密閉空間の壁への付着によって引き起こされると考えられている。さらに,オゾン酸化もフェネチルアルコールの還元のために考慮した。閉鎖空間におけるフェネチルアルコールの有無によるオゾン発生濃度設定の時間依存性を比較した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *電気集塵器 ,  *コロナ放電 ,  ガスクロマトグラフィー ,  吸着 ,  *脱着 ,  臭気 ,  脱臭 ,  電流 ,  オゾン分解 ,  接地装置 ,  アルコール ,  芳香族化合物
準シソーラス用語： オゾン酸化 ,  吸脱着 ,  静電集塵器 ,  接地板 ,  放電電流

分類 (2件)： 気体放電  (BJ03020T) ,  空気浄化  (PC02060X)

物質索引 (1件)： フェネチルアルコール

引用文献 (20件)：

• 静電気学会編:静電気ハンドブック,オーム社(1981)
• 水野 彰:大気圧放電プラズマと触媒の組み合わせによるガス浄化.The Vacuum Society of Japan,47[11](2004)775
• 松山卓蔵,青木 功:電気集塵機入門.環境技術,2[11](1973)47
• 日空気清浄協会編:室内空気清浄便覧,オーム社(2000)
• 矢内雅人 編:においの分析・評価と最新脱臭/消臭技術実務集,技術情報協会(2008)

タイトルに関連する用語 (3件)： 電気集塵装置 ,  気 ,  研究