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J-GLOBAL ID:202002269090437012   整理番号:20A0198414

NSAID誘発腸症に対するBifidobacterium longumとラクトフェリン併用の保護効果【JST・京大機械翻訳】

Protective effects of the combination Bifidobacterium longum plus lactoferrin against NSAID-induced enteropathy
著者 (12件):
資料名:
巻: 70  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0836A  ISSN: 0899-9007  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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非ステロイド系抗炎症薬は下部消化管に有害な影響を及ぼす可能性がある。本研究の目的は,プロバイオティクスBifidobacterium longum BB536(Bifidobacterium)と前生物学的ラクトフェリンとの組合せの,ジクロフェナク誘発腸症のラットモデルにおける保護効果を調べることであった。腸疾患は,胃内ジクロフェナク(14日間,1日2回,4mg/kg)により,40週齢の雄ラットで誘導された。ラクトフェリン(100mg/kg,1日2回),Bifidobacterium(2.5×10~6CFU/ラット,1日2回)またはそれらの併用をジクロフェナクの1時間前に投与した。治療終了時に,回腸を組織学的損傷,ミエロペルオキシダーゼ(MPO)およびマロンジアルデヒド(MDA)レベルの評価,ならびにToll様受容体2および4(TLR-2/-4)の発現および下流シグナル伝達分子(MyD88および核因子[NF]-κB p65)の活性化のために処理した。血液ヘモグロビンと糞便カルプロテクチンも評価した。ジクロフェナクは,MPOおよびMDAの増加,TLR-2,TLR-4,MyD88およびNF-κB p65の過剰発現と共に,腸損傷を誘導し,糞便カルプロテクチンを増加させ,血液ヘモグロビン濃度を低下させた。ラクトフェリンまたはBifidobacterium単独は,ジクロフェナク誘導腸内損傷を予防し,血液ヘモグロビン,MPO,MDA,糞便カルプロテクチンおよびNF-κB p65の変化を阻害した。ラクトフェリンではなく,BifidobacteriumはTLR-4発現を減少させたが,それらのいずれもMyD88過剰発現に影響を及ぼさなかった。TLR-2発現は,すべての処理によってわずかに強化された。ラクトフェリンとBifidobacteriumの併用投与は,腸損傷をさらに減少させ,MPOと血中ヘモグロビン濃度を回復させた。ジクロフェナクは炎症および酸化促進機構の活性化により回腸粘膜病変を誘導した。これらの有害作用は,TLR-2/-4/NF-κB炎症性経路の調節を介して,ラクトフェリンとBifidobacteriumの組み合わせにより防止された。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品の化学・栄養価  ,  免疫反応一般  ,  消炎薬の基礎研究  ,  消化器の臨床医学一般  ,  消化器の基礎医学 

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