文献
J-GLOBAL ID:202002269310358903   整理番号:20A2313237

形質転換成長因子-β1に依存したマクロファージ分極はApoE-/-マウスにおいて頚動脈易損プラークを安定化する作用を示した。【JST・京大機械翻訳】

The role of macrophage polarization dependent on transforming growth factor-β1 in stabilizing carotid artery vulnerable plaques in ApoE -/- mice
著者 (7件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 832-836  発行年: 2020年 
JST資料番号: C2337A  ISSN: 1001-9030  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:アポリポ蛋白質E(ApoE)遺伝子ノックアウト(ApoE-/-)マウスの頸動脈脆弱性プラークの安定性に対する形質転換成長因子-β1(TGF-β1)調節マクロファージ分極の影響を検討した。方法:20匹の6~8週齢ApoE-/-マウスをランダムに生理食塩水群(n=10)とTGF-β1介入群(n=10)に分けた。高脂肪食を6週間給餌した後、右側総頸動脈を分離して、直列結紮により頸動脈脆弱性プラークモデルを作製した。高脂肪食を5週間給餌した後、両群のマウスにそれぞれ生理食塩水とTGF-β1を腹腔内注射し、それぞれに50μg/kg、1回/dを注射し、2週間連続注射した。2群のマウスの体重を測定した。総コレステロール(TC),低密度リポ蛋白質(LDL)およびインターロイキン-10(IL-10)を,酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)で測定した。右側総頸動脈を採取し、頚動脈標本に対してヘマトキシリン-エオジン(HE)染色を行い、プラークの病理形態を観察した。プラーク内の腫瘍壊死因子-α(TNF-α)およびマンニトール受容体(CD206)を,免疫組織化学染色によって染色した。プラーク中のMIとM2型マクロファージを免疫二重蛍光染色法で標識した。群間の比較はt検定を用いた。結果;実験後,生理食塩水群のマウスの体重は(29.720±1.946)g,TGF-β1群は(30.890±1.265)gであり,群間に有意差はなかった(t=1.671,P>0.05)。生理食塩水群の血清TC含量は(27.420±6.704)mmol/L,TGF-β1群は(24.260±1.468)mmol/Lであり,群間に有意差はなかった(t=1.126,P>0.05)。生理食塩水群の血清LDL含有量は(2.560±0.227)mg/L,TGF-β1群は(2.660±0.367)mg/Lであり,群間における統計的有意差は認められなかった(t=0.552,P>0.05)。生理食塩水群の血清IL-10濃度は(11.230±2.744)ng/Lで,TGF-β1群は(27.980±18.330)ng/Lであり,群間に有意差があった(t=2.564,P<0.05)。生理食塩水群のプラーク面積のパーセンテージは(81.280±17.780)%,TGF-β1群は(50.160±26.170)%であった(t=2.828,P<0.05)。生理食塩水群のM1マクロファージ数は(46.390±15.010)で,TGF-β1群は(28.330±9.041)で,群間に有意差があった(t=2.460,P<0.05)。生理食塩水群のM2型マクロファージの数は(11.060±1.913)で,TGF-β1群は(27.730±11.860)で,群間に有意差があった(t=3.112,P<0.05)。生理食塩水群のTNF-αの吸光度値は39.360±20.470,TGF-β1群は18.570±3.227で,群間の差は有意であった(t=2.456,P<0.05)。生理食塩水群のCD206の吸光度は5.060±2.621,TGF-β1群は10.900±4.594で,群間の差は有意であった(t=2.506,P<0.05)。結論:TGF-β1は,マウスプラークにおけるマクロファージのM2型への分極を調節することにより,頚動脈易損プラークを安定化し,アテローム性動脈硬化症を遅延させるのに積極的な役割を果たす。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
基礎腫よう学一般  ,  消化器の腫よう  ,  神経系の腫よう  ,  皮膚の臨床医学一般  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 

前のページに戻る