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J-GLOBAL ID：202002269446306382   整理番号：20A2608055

高時間分解能画像計測を用いた分岐き裂挙動の検討

Application of High Temporal and Spatial Resolution Image Measurement on Crack Bifurcation

著者 (1件)： 沖中知雄 (近畿大学理工学部)
資料名： 実験力学  (JSEM)
巻： 20  号： 3  ページ： 194-200(J-STAGE)  発行年： 2020年10月02日 
JST資料番号： L4590A  ISSN： 1346-4930  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高空間および高一時的分解能を有する画像測定を亀裂分岐へ適用している。透明試験片中を進展する亀裂の分岐の面内挙動の画像を,フレームあたり0.2マイクロ秒のフレーム速度とピクセルあたり0.017mmの空間分解能で捕捉した。結果として,亀裂は亀裂に平行に二つあるいは三つに分岐し,それらはいわゆる分岐点の前に小さな分離を伴って伝搬することを明らかにしている。進展する亀裂の分岐の3次元挙動の画像を,水平面に傾けて設定した超高速度カメラによって捕捉している。画像捕捉のフレーム速度はフレームあたり0.2マイクロ秒で,空間分解能はピクセルあたり0.058mmである。結果として,亀裂分岐の開始は貫通亀裂ではなく部分亀裂で,分岐した部分亀裂は分岐後貫通亀裂へ成長することを観察している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *亀裂 ,  *枝分れ ,  画像分析 ,  高速度カメラ ,  空間分解能 ,  模型試験
準シソーラス用語： 画像解析

著者キーワード (10件)： 亀裂分岐 ,  画像測定 ,  超高速カメラ ,  亀裂伝搬 ,  破壊力学 ,  亀裂分岐 ,  画像測定 ,  超高速カメラ ,  亀裂伝搬 ,  破壊力学

分類 (1件)： 破壊力学一般  (HC04010A)

引用文献 (15件)：

• 1) Yoffe, E.H.: The moving Griffith crack, Philos. Mag., 42(1951), 739-751.
• 2) Congleton, J. and Petch, N.J.: Crack-Branching, Philos. Mag., 16(1967), 749-760.
• 3) Theocaris, P.S. and Georgiadis, H.G.: Bifurcation predictions for moving cracks by th T-criterion, Int. J. Fracture, 29(1985), 181-190.
• 4) Arakawa, K. and Takahashi, K.: Branching of a fast crack in polymers, Int. J. Fracture, 48(1991), 245-254.
• 5) Sharon, E. And Fineberg, J.: Confirming the continuum theory of dynamic brittle fracture for fase cracks, Nature, 397(1999), 333-335.

タイトルに関連する用語 (5件)： 高時間分解能 ,  画像計測 ,  分岐 ,  き裂 ,  挙動