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J-GLOBAL ID:202002269552454664   整理番号:20A0995500

Na-雲母のイオン伝導率に及ぼす負電荷分布とNa+イオンの位置の影響

INFLUENCE OF NEGATIVE CHARGE DISTRIBUTION AND LOCATIONS OF Na+ IONS ON IONIC CONDUCTIVITY OF Na-MICAS
著者 (4件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 31-39(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: G0436A  ISSN: 0009-8574  CODEN: CLASA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,Na-雲母のイオン伝導率に及ぼす負電荷分布とNa+イオンの位置の影響を調べた。X線回折分析計,Fourier変換赤外分光光度計,23Naマジック角スピニング核磁気共鳴およびX線光電子分光法を用いて,調製したNa雲母および700°Cで加熱したNa雲母中のNa+イオンの位置を詳細に決定した。結果として4種類のNa+イオン,すなわち八面体シート中の空孔サイトに誘導されたNa+イオン,中間層中の水和Na+イオン,6つの基部の酸素に囲まれた脱水Na+イオン,および二重三角孔の内側に引き込まれたNa+イオンが,Na雲母中に見出された。加熱Na-雲母のイオン伝導率を交流4プローブ法により400~600°Cで測定した。Na-雲母の中で,Na-縞状雲母が最大イオン伝導率を示し,600°Cで6.61×10-4S/cmであった。結果から次の関係を得た。中間層における水和Na+イオンと6つの基部の酸素で囲まれた脱水Na+イオンはNa-雲母のイオン伝導率に寄与したが,八面体Na+イオンと二重三角孔内部に引き込まれたNa+イオンはイオン伝導率にほとんど寄与しなかった。加えて,四ケイ素雲母は三ケイ素雲母よりも層と層間カチオンの間の静電結合力が弱いので,四ケイ素雲母のNa+イオンは三ケイ素雲母のそれよりも容易に移動した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
混合伝導  ,  珪酸塩鉱物  ,  その他の無機化合物の結晶構造 
引用文献 (24件):

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