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J-GLOBAL ID:202002269743012761   整理番号:20A0472676

抗生物質療法に応答するPouchitis患者において主な抗生物質耐性腸内ミクロビオームは持続する【JST・京大機械翻訳】

Predominantly Antibiotic-resistant Intestinal Microbiome Persists in Patients With Pouchitis Who Respond to Antibiotic Therapy
著者 (20件):
資料名:
巻: 158  号:ページ: 610-624.e13  発行年: 2020年 
JST資料番号: H0767A  ISSN: 0016-5085  CODEN: GASTAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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全直腸結腸切除および回腸嚢肛門吻合後の潰瘍性大腸炎患者において発生する嚢炎は,通常抗生物質で治療される。一部の患者はフレアの再発を有し,抗生物質依存性になり,抗生物質療法の反復コースまたは延長期間を必要とする。著者らは,抗生物質治療に対する反応に関連する微生物因子と,嚢炎を有する患者における抗生物質依存性の発達を調査した。著者らは,第3のセンターでパウチ手術を受けた49人の患者の前向き研究を行った。臨床的,内視鏡的および組織学的基準に基づいて疾患活性を測定した。パウチ表現型は,再電流性急性嚢炎(n=6),慢性嚢炎,および嚢のクローン病様疾患(n=27),潰瘍性大腸炎(n=10)の患者からの正常なパウチ,および家族性腺腫性ポリポーシス(n=6)の患者からの正常なパウチと定義された。糞便試料(n=234)を,抗生物質処理(シプロフロキサシンおよび/またはメトロニダゾール)の不在下または非存在下で経時的に収集した。33人の患者を,追跡調査の間,累積抗生物質療法の425日の中央値のために,抗生物質で治療した。カルプロテクチンを測定し,糞便DNAをショットガンメタゲノムを用いて配列決定し,特異的に設計した生物情報学的パイプラインを用いて分析した。糞便試料から細菌株を分離した。著者らは,それらのシプロフロキサシン耐性とHT-29腸上皮細胞による炎症性サイトカインの分泌を誘発する能力を評価した。ほとんどの抗生物質治療患者(79%)は,抗生物質の各コースに対して臨床的反応を有していた。しかし,4週コースを完了した患者の89%は3か月以内に再発した。カルプロテクチンレベルの中央値は抗生物質に応答して40%減少した。抗生物質処理は,Clostridium perfringens,Ruminococcus gnavusおよびKlebsiella pneumoniaeのような疾患関連細菌を減少させたが,Faecalibacterium prausnitziiのような有益な種も減少させた。抗生物質応答性患者の微生物は,薬剤標的遺伝子における複数のシプロフロキサシン耐性突然変異を伴う,通性嫌気性属(Escherichia,Enterococcus,およびStreptococcus)によって支配され,薬物耐性を確認した。しかし,これらの株は病原性に対して低い可能性を有し,上皮細胞による炎症性サイトカインの分泌を誘導しなかった。抗生物質中止後,患者は口腔および疾患関連細菌のブルームを伴うミクロビオーム組成の突然のシフトを示した。さらに,抗生物質処理は,拡張スペクトルβ-ラクタマーゼを含む非関連抗生物質に対する耐性を付与する酵素をコードする多剤耐性遺伝子座を獲得した株を濃縮した。pouchitisの抗生物質治療の有効性は,低い炎症能を有する抗生物質耐性微生物の確立に起因する可能性がある。この微生物は,炎症を促進する細菌によるコロニー形成に対する耐性を提供する可能性がある。抗生物質依存性疾患への進行とその結果を避けるために,短期的な交互抗生物質と栄養および微生物ベースの介入のような戦略が考慮されなければならない。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の基礎医学 

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