抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)重症の予測因子を分析し、臨床早期介入、重症率減少、病死率低下に臨床根拠を提供する。方法:280例のCOVID-19患者に対する疫学、人口学、臨床表現及び実験室及び映像学資料を回顧性分析し、非重症患者(一般型患者)及び重症患者(重型及び重症型患者を含む)の2群に分ける。ロジスティック回帰分析を用いて重症発生の関連因子を検討する。【結果】男性130例(46.4%),女性150例(53.6%),平均年齢49.5(35.0,62.0)歳であった。一般的症状は,発熱(70.7%),咳(56.4%),喀痰(23.9%),咽頭腫痛(13.2%)であった。非重症患者は225例(80.4%),重症患者は55例(19.6%)であった。非重症患者は重症患者に比べ、中位年齢が明らかに小さい[45.0(32.0、60.0)歳vs.61.00(54.0、70.0)歳](P<0.001)。重症患者の合併症は非重症患者(58.2%vs.28.0%)より明らかに高かった(P<0.001)。非重症患者と比較して,重症患者の好中球,好中球/リンパ球比(NLR),アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT),アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST),C反応性蛋白質,カルシトニン,乳酸デヒドロゲナーゼ,クレアチンキナーゼ,およびクレアチンキナーゼは,非重症患者より高かった。D-ダイマーは平均的に高く(P<0.05),リンパ球,赤血球,血小板レベルはより低く(P<0.05),両肺病変はもっと明らかであり(P<0.001),また末梢血の新型コロナウイルス核酸陽性率はもっと高く[非重症患者の3.1%(5/159)vs.重症患者の36.2%(17/47)は,有意差を示した(χ2=41.478,P=0.000)。多変量ロジスティック回帰分析では,年齢,好中球/リンパ球比,AST,血清核酸陽性がCOVID-19患者の重症化の独立危険因子であり,血液核酸陽性患者の進行が重症のリスク増加(OR=21.666)を示した。95%CI5.14391.268)。受信者動作特性(ROC)曲線分析では,年齢,NLR,AST,血清核酸陽性予測値,ロジスティック回帰モデル予測値は,COVID-19患者の重症ROC曲線下面積(AUC)がそれぞれ0.728,0.798,0であった。737と0.665,0.890で,良好な予測価値があった(P<0.01)。結論:年齢が大きく、合併症が多い患者は重症に進展しやすく、年齢、NLR、AST、血清核酸陽性はCOVID-19患者の重症発生の独立危険因子である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】