抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アユ漁場での冷水病対策手法を検討するため,1)冷水病の発生と水温の関係,2)冷水病に対する抗病性が高い種苗の放流効果,3)冷水病発症後の成魚追加放流効果,4)解禁日の前倒しによる冷水病の発生回避効果の4項目について調査を行いました。1)については冷水病発症時の平均水温は17°Cでした。2)については,従来の種苗と比較して冷水病発症後の生存率の向上が確認され,釣れ具合は従来の種苗と変わりませんでした。3)については,放流から約1ヶ月間は追加放流魚の釣獲が確認されました。4)については調査対象とした全3漁場で解禁日に冷水病の発生は確認されませんでした。これらのことから,2),3),4)の組み合わせはアユ漁場における冷水病対策として有効と考えられました。(著者抄録)