抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヘルペスウイルス核放出複合体(NEC)は2つのウイルス蛋白質から成る。それらは核から核へのカプシドの転座を核周囲空間(PNS)へのカプシドの出芽を促進することにより仲介する。アルファヘルペスウイルスのNECは,他のウイルス蛋白質の不在下で核膜からビリオン様小胞の形成を誘導することができる。しかし,ガンマヘルペスウイルスのNECが哺乳類細胞においてそうする能力を担っているかどうかは決定されていない。本研究では,マウスガンマヘルペスウイルス68(MHV-68)のオープンリーディングフレーム67(ORF67)ヌルとORF69ヌル変異体を初めて構築し,ORF67とORF69の両方が核放出とウイルス溶菌複製において重要な役割を果たすことを示した。生化学的およびバイオイメージング分析は,ORF67およびORF69が互いに相互作用し,哺乳類細胞における核膜からビリオン様小胞の形成を誘導するのに十分であることを示した。このように,MHV-68 NECのORF67とORF69成分と命名した。さらに,相同性モデリングによりORF67とORF69間の相互作用を仲介するのに重要なアミノ酸を同定し,核放出におけるそれらの機能を検証し,ガンマヘルペスウイルスにおけるNEC形成の分子的基礎への洞察を与えた。IMPORTANCEは,核放出複合体(NEC)がヘルペスウイルスカプシドの核放出に重要であることを示し,これは核膜を介した小胞仲介輸送経路として見ることができる。本研究では,マウスガンマヘルペスウイルス68(MHV-68)におけるNECの成分としてオープンリーディングフレーム67(ORF67)とORF69を同定し,それらが哺乳類細胞において核膜からビリオン様小胞を効率的に誘導することを示した。これは,ガンマヘルペスウイルスのNECが,このような必須の特徴を示すことを見出した初めてである。さらに,ORF67とORF69間の相互作用を仲介するのに重要なアミノ酸と核のエグレッションを同定した。特に,これらのアミノ酸はKaposi肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV)とEpstein-Barrウイルス(EBV)で保存され,抗ガンマヘルペスウイルス薬を設計するための構造基盤を提供する。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】