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J-GLOBAL ID：202002270221581597   整理番号：20A0750866

C/C++後継モダン言語の研究 事典付き 第3部 ついに登場!?C/C++以外の選択肢Rustの研究 第6章 仕組みがカバーしてくれること/してくれないこと Rustの安全性の考察

著者 (1件)： 中林智之
資料名： インターフェース  (Interface)
巻： 46  号： 5  ページ： 96-106  発行年： 2020年05月01日 
JST資料番号： L0339A  ISSN： 0387-9569  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・現在,多くの組み込みシステムはC/C++言語で書かれているが,ハードウエアの性能を引き出しやすい反面,安全性に大きな課題があり,それを克服しようとする新しい言語の一つがRust。
・C/C++言語では,メモリ操作や安全性の責任はプログラマ任せになっており,ネットワークに接続された組み込みシステムがセキュリティ的に脆弱にならざるを得なかった状況に置かれ,C++言語の最近のバージョンでは改善されてきたものの未解決の問題も継続。
・Rustでは,安全性を高めるために,脆弱性につながるメモリ破壊等のバグをコンパイル時に検出するのがC/C++言語と大きく異なる点。
・Rustの安全性の特徴として,型安全性,メモリ安全性,スレッド安全性を解説。
・型安全性はデータ型をコンパイル時に厳密にチェックするもので,C言語などでは,かなり自由度が高い反面,誤りも導入され易い,メモリ安全性は特に重要で,メモリ領域の逸脱によるエラーはデバッギングが特に困難,また,ポインターを使えばどこでもアクセスできてしまうなどの問題も解消。
・Rustのこうした安全性を確保する仕組みの概念についても解説。

シソーラス用語： *C言語 ,  *C++言語 ,  *計算機プログラミング ,  安全性 ,  記憶管理 ,  データ型 ,  デバッギング ,  スレッド ,  プログラム解析
準シソーラス用語： ポインタ解析 ,  メモリ管理

分類 (2件)： 汎用プログラミング言語  (JD03051H) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

タイトルに関連する用語 (7件)： C++ ,  言語 ,  研究 ,  事典 ,  選択肢 ,  仕組み ,  安全性