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J-GLOBAL ID:202002270705586989   整理番号:20A1551886

日本の冷温帯地域における水田からの土壌炭素蓄積とGHG放出に及ぼす有機物の長期施用の影響-I 稲藁と稲藁堆肥の比較

Effect of the long-term application of organic matter on soil carbon accumulation and GHG emissions from a rice paddy field in a cool-temperate region, Japan. -I. Comparison of rice straw and rice straw compost -
著者 (4件):
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巻: 66  号:ページ: 84-95  発行年: 2020年02月 
JST資料番号: W1879A  ISSN: 0038-0768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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抄録:水田におけるメタン(CH<sub>4</sub>)と酸化二窒素(N<sub>2</sub>O)放出と土壌炭素蓄積に及ぼす稲藁除去と稲藁堆肥施用の長期組合せの影響を明らかにした。初期および連続施用圃場(それぞれ3および39~51年)の各々において,異なる施用量の有機物の3つのプロット,すなわち稲藁施用(RS),稲藁堆肥施用(SC)および無施用(NA)プロットを設定し,土壌炭素貯蔵(0~15cm),イネ子実収量およびCH<sub>4</sub>とN<sub>2</sub>Oフラックスを3年間測定した。有機物施用による土壌炭素隔離率は,初期および連続施用圃場の両方でRSプロットよりSCプロットで高く,初期施用圃場よりも連続施用圃場で低かった。SCプロットにおけるイネの子実収量は,初期および連続施用圃場において他のプロットより有意に高かった。累積CH<sub>4</sub>放出量は,初期および連続施用圃場ともにNAプロット<SCプロット<RSプロットの順序であった。N<sub>2</sub>O放出に及ぼす有機物施用の影響は明確ではなかった。初期および連続施用圃場において,稲藁施用によるCH<sub>4</sub>放出の増加は土壌炭素隔離速度を超え,それらの間の差によって計算された正味温室効果ガス(GHG)収支の変化は正であり,GHG放出の正味増加を示した。しかし,稲藁堆肥施用によるGHG収支の変化は,初期施用圃場でマイナス(GHG放出を緩和)を示したが,連続施用圃場ではプラスであった。稲藁除去と稲藁堆肥施用の組合せによるGHG排出に及ぼす緩和効果は39年の長期施用後に21%減少したが,組合せ処理はGHG放出を緩和し作物生産性を改善する持続可能な管理であることことを示唆する。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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稲作  ,  土壌生物  ,  環境問題 

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