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J-GLOBAL ID:202002270834483257   整理番号:20A0032087

ウサギ声帯における注射可能なレシリン様ポリペプチドおよびヒアルロン酸ハイブリッドヒドロゲルの生体適合性および粘弾性特性【JST・京大機械翻訳】

Biocompatibility and Viscoelastic Properties of Injectable Resilin-Like Polypeptide and Hyaluronan Hybrid Hydrogels in Rabbit Vocal Folds
著者 (15件):
資料名:
巻:号:ページ: 373-386  発行年: 2019年 
JST資料番号: W4892A  ISSN: 2364-4133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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粘膜固有細胞外マトリックスの変化により特徴付けられる声帯瘢痕は,正常な音声の質と機能を破壊する。満足な臨床治療の欠如により,音声を回復するための組織工学戦略の必要性がある。声帯組織工学のための候補生体材料は,炎症を誘発することなく天然組織の独特の生体力学的および粘弾性特性に適合しなければならない。ハイブリッドヒドロゲルへのレジスチン様ポリペプチド(RLP)を組み込むことにより,ヒアルロン酸(HA)に基づく生体材料にエラストマー特性を導入することを試みた。物理的に架橋したRLP/HAおよび化学的に架橋したRLP-アクリルアミド/チオール化HA(RLP-AM/HA-SH)ヒドロゲルを,細胞適合化学を用いて作製した。ヒドロゲルの機械的性質を振動レオロジーを用いてin vitroで評価した。ハイブリッドヒドロゲルをウサギ声帯に注入し,組織をレオロジーと組織学を用いて評価した。少数の動物は,急性声帯損傷を受け,その後,RLP-AM/HA-SHヒドロゲル単独またはヒト骨髄間葉系幹細胞(BM-MSCs)のキャリアとして注入された。レオロジー試験により,in vitroでの材料の機械的性質は天然声帯組織に類似しており,声帯粘膜の粘弾性は注入後5日目と21日目に保存されていることを確認した。組織学的分析により,ハイブリッドヒドロゲルは,3週間まで気道における安全性を示す声帯固有層において軽度の炎症のみを引き起こし,架橋化学の急性生体適合性を確認した。急性傷害の後,BM-MSCsの有無にかかわらず,RLP-AM/HA-SHゲルは,副作用または炎症の増加をもたらさなかった。まとめると,結果は,RLPとHAに基づくハイブリッドヒドロゲルが声帯固有層をエンジニアリングするために非常に有望であることを示した。今日まで,声帯瘢痕に対する満足な治療はなく,それはコミュニケーションとクオリティオブライフに有意な負の影響を持っている。組織工学は,正常な柔軟性と柔軟性に対して,瘢痕化声帯における堅い結合組織を復元するために有望である。本研究では,天然声帯組織の成分であるヒアルロン酸(HA)を,高度に弾性で弾力性のある生体材料であるレジリン様ポリペプチド(RLP)と結合させたハイブリッドヒドロゲルを合成し,特性化した。粘弾性と生体適合性をウサギ声帯に注射後に評価した。ハイブリッドヒドロゲルは,in vitroで正常声帯の機械的性質を模倣し,気道で最小の炎症を示した。したがって,RLP/HAハイブリッドヒドロゲルは,通常の声帯振動を回復させ,音声品質と機能を改善するための潜在的な生体材料である。Copyright 2019 The Regenerative Engineering Society Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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医用素材 

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