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J-GLOBAL ID:202002270842606224   整理番号:20A0514742

黒潮大蛇行に起因する東海沖の顕著な沿岸温暖化

Marked coastal warming off Tokai attributable to Kuroshio large meander
著者 (4件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 141-154  発行年: 2020年04月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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黒潮は2017年の夏季から大蛇行(LM)経路をとり,これは2004~2005年のイベント以来初でそして1965年以来の6回目のLMイベントである。LM期間中には冷水プールが黒潮と東海地方の南岸の間に広く分布することが一般に認識されている。最近開発された1kmの高分解能海面水温データを用いることにより,著者らは沿岸域を黒潮が通過しないにもかかわらず,LM期間中の東海地方沖が顕著に沿岸温暖化していることを示す。保存された温度-塩分プロファイルは,東海地方沖の大きな正のアノマリが海面だけでなく300m深で存在し,それらの水の特性は沖合黒潮水のそれであることを明らかにした。高温で高塩分の水は,LM経路期間中に約138°E,34°Nで分岐する西向き黒潮により沿岸に輸送された。25kmグリッド上の新世代大気再解析データから,沿岸温暖化領域に沿った乱流熱フラックスによる上向き熱放出の増加を検出した。これらは過去のLMに対する共通の特徴であり,さらに,関東-東海地区周辺の地域は,LMイベントの間に暖候期において通常より暖かくなる。著者らの結果は,LMイベントが沿岸の大気-海洋相互作用を通して日本の気候に影響を及ぼすことができることを明らかにした。Copyright The Oceanographic Society of Japan and Springer Nature Singapore Pte Ltd. 2019 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
分類
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海洋の構造・力学・循環 

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