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J-GLOBAL ID:202002270912042638   整理番号:20A2451441

亜全腎摘出および高リン食によって誘発されるマルチバルブ石灰化を伴うラットモデル【JST・京大機械翻訳】

A Rat Model with Multivalve Calcification Induced by Subtotal Nephrectomy and High-Phosphorus Diet
著者 (19件):
資料名:
巻:号:ページ: 346-354  発行年: 2020年 
JST資料番号: W6340A  ISSN: 2296-9381  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:既知の弁石灰化(VC)を伴う慢性腎臓病(CKD)は心血管疾患のリスクが高い。CKDにおけるVCの研究は,適切な研究モデルの欠如により困難である。ここでは,亜全摘術および高リン酸(HP)飼料により誘導される多弁石灰化のラットモデルを確立し,弁特性を分析した。【方法】5/6腎摘出術(5/6Nx)を行い,続いて8,12または16週間異なるリン酸塩濃度を含む食餌を給与してSprague-DawleyラットのCKDモデルを確立した。ラットを,偽+正常リン酸塩(NP,0.9%P),偽+高リン酸塩(HP,2.0%P),5/6Nx+NP,および5/6Nx+HPの4群に分けた。血清クレアチニン(Scr),血中尿素窒素(BUN),副甲状腺ホルモン(PTH),カルシウム,リン,および24時間の尿蛋白レベルを調査した。病理学的検査には,組織学的特性化,サフラニン染色,アルシアンブルー染色,および異なる時点におけるvon Kossa染色が含まれた。ナノ分析電子顕微鏡を用いて,5/6Nx+HPと見せかけ+HP群のラットからの弁を調べ,エネルギー分散X線分光分析(EDS)を用いて球形粒子を検出し,弁の顕微鏡的変化を観察した。さらに,石灰化組織をX線粉末回折計を用いて相および結晶化特性について解析した。【結果】5/6Nx+HPおよび5/6Nx+NP群のラットは,偽+HPおよび偽+NP群におけるラットのそれらと比較して,Scr,BUNおよび24時間尿蛋白の増加したレベルを示した。PTHの高レベルを観察し,増殖細胞核抗原に対するヘマトキシリンおよびエオシン染色および免疫組織化学は,5/6Nx+HP群でラットで副甲状腺過形成を示したが,5/6Nx+NP群ではしなかった。5/6Nx+HP群のラットでは,細胞外マトリックスグリコシル化が12週目の大動脈弁と16週目の僧帽弁で観察された。16週目に,軟骨細胞は,免疫蛍光とウエスタンブロット法によって確認されるように,大動脈弁に現れた。主にリンとカルシウムから成る石灰化粒子を,透過型電子顕微鏡と走査電子顕微鏡(SEM)によって大動脈と僧帽弁の両方で観察した。石灰化大動脈弁粒子の主な鉱物成分は,X線回折によって示されるように,ヒドロキシアパタイト[Ca_5(PO_4)_3(OH)]であった。しかし,5/6Nx+HP群と見せかけ+HP群のラットの間には,心臓機能に明らかな差はなかった。結論:著者らの知見は,多弁石灰化が16週間のHP後のCKDに関与し,ヒドロキシアパタイト[Ca_5(PO_4)_3(OH)]が5/6Nx+HP群のラットの石灰化大動脈弁粒子の主成分であることを示した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
泌尿生殖器の基礎医学 

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