抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Privelet法は,差分プライバシ基準に準拠しつつ,部分和精度にも優れており,プライバシが保護されたデータのスケーラブルな活用を可能にする.このPrivelet法に非負精緻化処理を組み込むと,高い部分和精度を維持しつつ,さらに,「非負制約の逸脱」や「疎データの密度急増」という2つの問題への対処も可能となる.この手法の場合,非負精緻化をともなう逆Wavelet変換(Top-down精緻化)部分に枝刈り処理を導入することで,演算を効率化することができる.しかし,その効果の程度,性質などについては,いまだ明らかにされていない.そこで本稿では,演算効率化が期待できる実装法を用いて,枝刈り処理の性能面に対する評価を行い,さらにその特性についての考察を行う.(著者抄録)