抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】結腸直腸癌におけるCD10蛋白質の発現と結腸直腸癌(CRC)の臨床病理的指標との間の関係を研究し,結腸直腸癌の発生と進行におけるその役割を調査する。方法:78例の結腸直腸癌組織標本及び22例の正常組織サンプルを収集し、免疫組織化学EliVision法を用いてCD10タンパク質の発現を測定し、カイ二乗検定を用いてその発現強度及び分布比例と結腸直腸癌の臨床病理指標との関係を分析した。【結果】結腸直腸癌組織および正常結腸粘膜組織におけるCD10蛋白質の陽性発現率は,それぞれ,46.2%(36/78)および0であった(P<0.01)。結腸直腸癌組織におけるCD10蛋白発現率は各臨床病理指標と明らかな相関がなかった(P>0.05)。結腸直腸癌組織におけるCD10蛋白発現は患者の性別、年齢、腫瘍部位、分化程度、浸潤の深さと明らかな相関がなく(P>0.05)、腫瘍の臨床分期、脈管浸潤の有無及びリンパ節転移と関係がある(P<0.05)。結腸直腸癌のCD10蛋白質発現は,初期腫瘍(P=0.033)より高く,リンパ節転移陽性の結腸直腸癌のCD10蛋白質発現は,リンパ節陰性症例(P=0.023)より高かった。脈管浸潤のある結腸直腸癌におけるCD10蛋白質の発現強度は,脈管浸潤のない患者より高かった(P=0.004)。結論:CD10蛋白は結腸直腸癌組織に高発現を示し、発現強度は腫瘍の臨床分期、脈管浸潤の有無及びリンパ節転移と関係があり、おそらく結腸直腸癌の発展と浸潤転移を促進する作用がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】