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J-GLOBAL ID:202002271295629101   整理番号:20A2573020

NT5DC2はその触媒活性を調節するチロシンヒドロキシラーゼのりん酸化に影響する【JST・京大機械翻訳】

NT5DC2 affects the phosphorylation of tyrosine hydroxylase regulating its catalytic activity
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巻: 127  号: 12  ページ: 1631-1640  発行年: 2020年 
JST資料番号: A1107A  ISSN: 0300-9564  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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5′-Nucleotiダーゼドメイン含有蛋白質2(NT5DC2)は,脳におけるドーパミン(DA)活性異常に関連する神経精神疾患に関与する遺伝子としてゲノムワイド関連研究(GWAS)により明らかにされている。そのアミノ酸配列に基づいて,NT5DC2はハロ酸デハロゲナーゼ型ホスファターゼのファミリーメンバーであると想定されている。しかし,その機能と構造立体配座に関する情報はない。著者らは最近,NT5DC2がチロシンヒドロキシラーゼ(TH)に結合し,NT5DC2のダウンレギュレーションがDA合成を増加させる傾向があることを報告した。本研究では,NT5DC2が,蛋白質キナーゼとホスファターゼによって制御されるTHのりん酸化レベルがその触媒活性を調節することが知られているので,チロシンをDOPAに変換するTHの触媒活性を調節できるかどうかを検討した。siRNAによるNT5DC2のダウンレギュレーションは,PC12D細胞におけるTHによるDOPA合成を主に増加させたが,このダウンレギュレーションは,芳香族L-アミノ酸デカルボキシラーゼによるDOPAのDAへの変換を増加させる傾向があった。増加したDOPA合成は,ウェスタンブロット分析により,NT5DC2のダウンレギュレーションが,そのSer残基でリン酸化されたTHのレベルを増加させる傾向があるが,TH蛋白質ではなく,そのリン酸化によって制御されたTHの触媒活性に起因するはずである。さらに,ホルスコリンによるキナーゼ活性の誘導は,下方制御されたNT5DC2を有するPC12D細胞において,そのSer40でのTHのリン酸化を著しく増強した。PC12D細胞の免疫細胞化学分析は,NT5DC2,TH蛋白質,およびSer40でリン酸化されたTHが主に細胞質に局在し,NT5DC2とTH蛋白質の局在性が部分的に重複することを示した。まとめると,著者らの結果は,NT5DC2がそのSer40でのTHのリン酸化を減少させることによって,DOPA合成を阻害することができることを示す。NT5DC2は脱リン酸化の促進またはキナーゼ活性の阻害によりTHのこのリン酸化を減少させる可能性があることを提案した。Copyright Springer-Verlag GmbH Austria, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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