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J-GLOBAL ID:202002271388817740   整理番号:20A0973218

神経調節換気補助はウサギにおける人工呼吸器誘発横隔膜損傷を緩和する【JST・京大機械翻訳】

Neurally adjusted ventilatory assist mitigates ventilator-induced diaphragm injury in rabbits
著者 (7件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 1-10  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7545A  ISSN: 1465-993X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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人工呼吸器により誘発される横隔膜機能不全は,より高いICU死亡率,延長された機械的換気,および機械的換気からの不成功な離脱に関連する重篤な合併症である。神経的に調整された換気補助(NAVA)は,従来の換気と比較して低い患者-換気器非同期性と関連している可能性があるが,横隔膜機能不全に対するその効果はまだ十分に解明されていない。20匹の白色ウサギを無作為に4群に分割した。(1)換気,(2)連続神経筋遮断による制御機械的換気(CMV),(3)NAVA,(4)圧力支持換気(PSV)。換気ウサギは肺損傷を誘発し,機械的換気は12時間継続した。呼吸波形を連続的に記録し,非同期事象を測定した。その後,動物を安楽死させ,横隔膜と肺組織を除去し,肺損傷の程度を評価するために,ヘマトキシリン-エオシンで染色した。横隔膜の筋線維断面積を,アデノシントリホスファターゼ染色,電子顕微鏡によるサルコメア破壊,TUNEL法によるアポトーシス細胞数,およびリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応によるカスパーゼ-3mRNA発現の定量分析の下で評価した。生理学的指標,呼吸パラメータおよび組織学的肺損傷は,CMV,NAVAおよびPSVの間で有意差はなかった。NAVAはPSVよりも低い非同期イベントを有していた(中央値[四分位範囲],NAVA,1.1[0~2.2],PSV,6.8[3.8~10.0],p=0.023)。NAVAとPSVの間の筋線維の断面積に差は見られなかったが,タイプ1,2Aおよび2B線維のそれらはNAVAと比較してCMVにおいて低かった。サルコメア破壊の面積率はPSVよりNAVAで低かった(NAVA対PSV;1.6[1.5-2.8]対3.6[2.7-4.3],p<0.001)。アポトーシス細胞の割合は,PSV(NAVA対PSV;3.5[2.5-6.4]対12.1[8.9-18.1],p<0.001)よりNAVA群で低かった。NAVA群におけるカスパーゼ-3mRNAの発現レベルの低下傾向があった。非同期指数はNAVAとサルコメア破壊の間の関係におけるメディエーターであった。PSVまたはNAVAのいずれかを用いた自然呼吸の保存は,横隔膜の断面積を保存し,萎縮を防ぐことができる。しかしながら,NAVAは,横隔膜の筋線維症細胞のサルコメア損傷とアポトーシスを防ぐことにおいてPSVより優れている可能性があり,この効果は患者-人工呼吸器非同期によって媒介される可能性がある。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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医療用機器装置  ,  呼吸器疾患の治療一般 
引用文献 (36件):
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