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J-GLOBAL ID:202002271661117523   整理番号:20A0533305

マウスにおけるデクチン-1の阻害は心筋梗塞後のNF-κB/NLRP3シグナル伝達を抑制することにより心臓リモデリングを改善する【JST・京大機械翻訳】

Inhibition of Dectin-1 in mice ameliorates cardiac remodeling by suppressing NF-κB/NLRP3 signaling after myocardial infarction
著者 (11件):
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巻: 80  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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心筋炎症反応は,心筋梗塞(MI)の結果であり,心臓リモデリングを悪化させ,心臓MIにおける機能不全を引き起こす可能性がある。デクチン-1はc型レクチンであり,病原体に対する自然免疫応答を調節することが示されている。しかし,心疾患におけるデクチン-1の役割はほとんど知られていない。本研究では,心臓リモデリング後MIに対するデクチン-1の効果を検討することを目的とした。心臓デクチン-1 mRNAと蛋白質発現は,MI後のC57BL/6マウスで有意に上昇したことを見出した。in vitroでは,低酸素は,Decin-1蛋白質発現の増加と並行して心筋細胞傷害を誘導した。デクチン-1のノックダウンは,低酸素およびリポ多糖(LPS)刺激下で心筋細胞死を著しく減弱した。アデノ随伴ウイルス血清型9のin vivo投与は,心筋線維症,拡張を有意に低下させ,MI後のマウスにおける心機能を改善した,デクチン-1のサイレンシングを仲介した。分子レベルでは,デクチン-1のダウンレギュレーションは,核因子-κB(NF-κB)のアップレギュレーション,ヌクレオチド結合オリゴマ化ドメイン様受容体ファミリーピリンドメイン含有3(NLRP3),及びMI後の線維形成と心臓リモデリングに関与する炎症性遺伝子を劇的に抑制した。さらに,NF-κBの阻害剤BAY11-7082による処理はNF-κBの活性化を抑制し,LPSによるNLRP3の上昇と心筋細胞における細胞死を減弱させた。まとめると,心筋細胞ポストMIにおけるデクチン-1のアップレギュレーションは,NF-κBとNLRP3を活性化することにより,少なくとも部分的に心臓リモデリングと心機能不全に寄与する。本研究は,虚血性心疾患の有望な治療標的としてデクチン-1を同定した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生薬の薬理の基礎研究  ,  免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  呼吸器の基礎医学 

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