文献
J-GLOBAL ID:202002271910377084   整理番号:20A1160072

アゼルバイジャンにおけるヨモギ属(Artemisia spp.)利用史

The history of utilization of Artemisia spp. in Azerbaijan
著者 (4件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 59-70  発行年: 2020年03月31日 
JST資料番号: L5752A  ISSN: 0915-003X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ヨモギ属(Artemisia spp.)は民族誌において非常に重要なハーブであり,消化器系や呼吸器系の疾患,婦人病,感染症などに広く使われ,その薬効成分は成分分析でも確認されている。しかし,過去の社会にとってのヨモギ属の重要性を示す証拠は,これまで非常に限られていた。西アジアの出土植物データベースでも,ヨモギ属が人為的に採集されていたことを示す事例は1例のみである。しかし例外的に南コーカサスでは,ヨモギ属の炭化種実が多数出土する遺跡が,狭い地域のなかに集中している。中石器(前7千年紀)から新石器時代(前6千年紀)にかけての3遺跡で,その一つであるギョイテペ遺跡での検出状況は,ヨモギ属が防虫/抗菌剤として用いられたことを示した。ヨモギ属の殺虫・防虫効果は科学的にも証明されており,民族誌でも防虫剤として使われる。遺跡全体から高い頻度で出土することから,ヨモギ属は防虫剤としてだけでなく日常的にさまざまな用途に使われていたと思われる。ヨモギ属の多用は,先史時代のアゼルバイジャン西部の地域性を示す文化要素の一つと言える。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
薬用植物 
引用文献 (84件):
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る