抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
カンボジア王国の全ての州の中で,アンコール世界遺産のあるシェムリアップ州は,観光地として最も開発された地域である。アンコール遺跡公園とプノン・クーレン国立公園の中で,新しい建設と景観破壊は規制されており,地域住民が彼らの農村集落を含む環境と景観の保護を要求している。本報告では,観光客の増加により影響を受けた観光地周辺に住む住民の職業と生活様式についての変化を紹介し,地域において現在の段階で生じている問題について考察した。タ・プローム遺跡の近くに位置するロハール村の住民は,伝統的な技術により木工品を土産物として製造し販売し,遺跡入口にある店舗の従業員として働くことにより,それらの村の景観と農業形態を維持しながら,新しい収入を得ている。プノン・クーレン国立公園に住む人々は,彼らの土地利用のいくつかの部分を焼畑農業から持続的な果樹園に変えて,彼らは経済収入を得るためにカシューナッツの木を栽培している。それらに基づく伝統的な農業方式と独特の地域風習は観光資源の重要な部分でもあるので,これらの地域における彼らの文化の破壊的変化は,シェムリアップにおける観光の持続可能性のための重大な問題である。(翻訳著者抄録)