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J-GLOBAL ID：202002272264267621   整理番号：20A1025806

チオウレタン官能化充填剤を含む樹脂複合材料の重合挙動とバルク特性に及ぼす有機マトリックス組成の影響【JST・京大機械翻訳】

Influence of the organic matrix composition on the polymerization behavior and bulk properties of resin composites containing thiourethane-functionalized fillers

著者 (6件)： Fugolin Ana Paula (Department of Restorative Dentistry, Division of Biomaterials and Biomechanics, Oregon Health & Science University, Portland, OR, United States) ,  Costa Ana Rosa (Department of Restorative Dentistry, Division of Dental Materials, Piracicaba Dental School, UNICAMP, Piracicaba, SP, Brazil) ,  Kono Emilie (Department of Restorative Dentistry, Division of Biomaterials and Biomechanics, Oregon Health & Science University, Portland, OR, United States) ,  Quirk Eleanor (Department of Restorative Dentistry, Division of Biomaterials and Biomechanics, Oregon Health & Science University, Portland, OR, United States) ,  Ferracane Jack L. (Department of Restorative Dentistry, Division of Biomaterials and Biomechanics, Oregon Health & Science University, Portland, OR, United States) ,  Pfeifer Carmem S. (Department of Restorative Dentistry, Division of Biomaterials and Biomechanics, Oregon Health & Science University, Portland, OR, United States)
資料名： European Polymer Journal  (European Polymer Journal)
巻： 130  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： B0690A  ISSN： 0014-3057  CODEN： EUPJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 樹脂複合材料へのチオウレタン系オリゴマ添加物の組込みは,機械的性質の改善と重合応力の減少をもたらすが,粘度を増加させる可能性がある。本研究の目的は,フィラー粒子表面をチオ尿素シラン分子で官能化し,系統的に変化した有機マトリックスを有する実験的樹脂複合材料の挙動に及ぼす無機充填剤負荷と表面処理の影響を決定することであった。チオ尿素オリゴマーをde novoで合成し,0.7umバリウムガラスの表面にグラフトした。ビスGMAおよびTEEGDMA(BT)を,50または75wt%のメタクリル酸(MA-Sil-対照)またはチオ尿素-シラン化(TU-Sil)粒子に,(30:70,50:50または70:30wt%)と組み合わせた。複合材料を0.2wt%BAPOの添加により重合可能にし,0.05wt%BHTを抑制剤として添加した。800mW/cm2の水銀アークランプ(320~500nm)を全ての硬化手順に用いた。重合の動力学を近赤外分光法により実時間で評価した。重合応力は実時間(Bioman)でカンチレバーシステムで測定した。曲げ弾性率と強度を3点曲げ(25×2mm)で測定した。水収着と溶解度と膜厚をISO 4049に従って試験した。高分子ネットワーク特性を動的機械分析(DMA)によって分析した。データは,二方向ANOVA/Tukey試験(95%)で分析した。粘度はBisGMA及び/又はフィラー量の増加と共に増加した。全体として,TU-Sil含有複合材料は遅延ガラス化と高い最終DCを示した。充填剤濃度はDCに影響しなかった。DCはBisGMA含有量の増加と共に減少した。重合応力は低下し,曲げ弾性率は,特にTU-Sil粒子を含む配合物に対して,より高い充填剤含有量に対して増加した。水安定性は,BisGMAと無機充填剤粒子の量の増加によって,明らかに影響を受けた。高分子ネットワークに関して,TU-Sil粒子の添加はT_gを増加させ,E′と架橋密度を減少させた。曲げ弾性率を除いて,試験した全ての特性はマトリックス粘度及び/又はTU-Sil充填剤粒子の添加により著しく影響された。一般的に,シランカップリング剤としてのチオ尿素オリゴマーの使用は,材料を補強し,システムの粘度に負の影響を及ぼすことなく,重合応力を減少させることができた。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 機械的性質 ,  粘度 ,  表面処理 ,  溶解度 ,  分散分析 ,  片持梁 ,  シラン ,  *重合 ,  オリゴマ ,  動的機械分析 ,  *官能化 ,  *コンポジットレジン ,  シランカップリング剤 ,  ウレア化合物 ,  有機硫黄化合物
準シソーラス用語： 無機充填剤 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： チオウレタンオリゴマ ,  シリカ充填剤の官能化 ,  重合動力学 ,  高分子特性 ,  IR分光法 ,  動的機械解析

分類 (1件)： 高分子固体の力学的性質  (CG02023D)

物質索引 (1件)： チオ尿素

タイトルに関連する用語 (8件)： 官能化 ,  充填剤 ,  樹脂複合材料 ,  重合 ,  挙動 ,  バルク ,  マトリックス ,  組成