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J-GLOBAL ID：202002272446191420   整理番号：20A0600132

飛砂における砂の連行係数に関する考察

SAND ENTRAINMENT COEFFICIENT OF BLOWN SAND

著者 (4件)： 菊地卓郎 (福島工業高等専門学校 都市システム工学科) ,  佐藤広樹 (日本工営株式会社 沖縄支店 技術部) ,  衞藤俊彦 (長岡工業高等専門学校 環境都市工学科) ,  大澤範一 (東京建設コンサルタント 河川計画部)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_487-I_492(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 飛砂は自然界で発生する典型的な固気二相流であり,類似の流れには吹雪,浮遊砂が挙げられる.これらは固体粒子や周囲流体の違いはあるものの,共通項も多く,同様な解析手法を用いることができ,その手法の一つとして,乱流拡散方程式を用いる手法がある.この手法を用いる場合には底面における濃度の境界条件の設定が重要となる.その際に浮遊砂においては砂の連行係数を用いることの合理性,吹雪でも同様な概念に基づいた雪の連行係数の有用性が報告されているが,飛砂に関しては十分に議論されていない.本研究では飛砂における砂の連行係数を求め,その値がGarciaの経験式に近い関数形であることが推定された.また,同程度の粒径を持つ吹雪,浮遊砂との比較によって,固体粒子の舞い上がりやすさの違いを評価することができた.(著者抄録)

シソーラス用語： *飛砂 ,  固気二相流 ,  乱流拡散 ,  底面 ,  粒径 ,  吹雪 ,  流送土砂 ,  砂
準シソーラス用語： 浮遊砂

著者キーワード (5件)： blown sand ,  two phase flow ,  sand entrainment coefficient ,  turbulent diffusion equation ,  k-ε turbulence model

分類 (1件)： 沿岸海洋物理学  (DC06060N)

引用文献 (9件)：

• 1) 池田俊介編著: 流体の非線形現象-数理解析とその応用,pp. 74-78, 朝倉書店,1992.
• 2) 菊地卓郎,福嶋祐介 : 吹雪流の数値解析における雪の連行係数の評価法の提案,雪氷,68巻 4号, pp. 267-276, 2006.
• 3) 福嶋祐介,鏡原聖史,野口和義 : 非ブーシネスクk-ε乱流モデルによる固気・固液二相流の解析,土木学会論文集,No. 621/II-47, pp. 41-52, 1999.
• 4) Rodi, W. : Turbulence Models and Their Application, State of the Arst Paper, IAHR, 1980.
• 5) Graf, W. H. : Hydraulic of Sediment Transport, Water Resources Publications, p. 42, 1984.

タイトルに関連する用語 (2件)： 飛砂 ,  砂