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J-GLOBAL ID：202002272602468273   整理番号：20A0419090

放射性セシウムに汚染された牧草等の牛ふん堆肥化処理での副資材利用

著者 (1件)： 阿部佳之 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究セ)
資料名： 畜産技術  (Livestock Technology)
号： 777  ページ： 23-28  発行年： 2020年02月01日 
JST資料番号： Y0328A  ISSN： 0389-1348  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・放射線セシウム(RCs)濃度が暫定許容値以下の汚染牧草等を副資材として利用するための技術的なポイントを説明。
・技術的なポイントは,1)堆肥原料を堆肥化可能な状態にする前処理,2)堆肥の腐熟を促進する堆肥化過程,3)堆肥の流通・流通に向けた出荷の3つ。
・堆肥原料の前処理として,1)牛糞と副資材の混合割合の計画,2)原料の計量,3)牧草の細断・混合。
・堆肥化過程では,1)堆肥の発酵温度,2)堆肥の水分管理,が重要。
・堆肥の流通・利用においては,出荷前に堆肥のRCs濃度を必ずチェックすることが必要。
・堆肥化処理での作業で,粉塵由来のRCs量は検出限界未満であり,作業中の空間線量率の上昇は無。

シソーラス用語： *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  牧草 ,  家畜糞尿 ,  *堆肥化 ,  *材料 ,  温度 ,  水分
準シソーラス用語： 牛糞 ,  発酵温度 ,  *副資材 ,  *放射性セシウム

分類 (2件)： 農業廃棄物の利用  (FB07050I) ,  牛  (FD02020Y)

引用文献 (5件)：

• 農研機構と宮城県登米市、2019、放射性セシウムに汚染された牧草等の牛ふん堆肥化処理での副資材利用、農研機構 畜産研究部門 技術リポート20号、https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/nilgs_report20.pdf
• 畜産環境整備機構、2005、堆肥の品質実態調査報告書
• 中央畜産会、2016、おが粉の代替となる敷料の事例集、http://www.maff.go.jp/j/chikusan/kankyo/taisaku/pdf/ogako.pdf
• 農林水産省、2012、肥料中の放射性セシウム測定のための検査計画及び検査方法、http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/hiryou/pdf/betten.pdf
• 農林水産省、2019、原発事故からの畜産業の復旧・復興、http://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/l_hosin/pdf/g_7.pdf

タイトルに関連する用語 (5件)： 放射性セシウム ,  汚染 ,  牧草 ,  牛ふん堆肥 ,  副資材