抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヒトの神経細胞及び神経幹細胞の陽子線・重粒子線などの粒子線に対する感受性と細胞死・炎症のメカニズムは全く不明である。本研究ではこれらのメカニズムを解明するために,ヒトinduced pluripotent stem cell(iPS細胞)由来神経細胞に粒子線照射を行い,細胞死と網羅的遺伝子発現解析を行った。その結果,プロトンでは細胞死が起こらず,ヘリウムでネクローシス,カーボンでわずかにアポトーシスが誘導された。5Gy照射後の網羅的遺伝子発現解析の結果,プロトンで細胞死などの変化はなく,カーボンで炎症や内因性アポトーシス誘導がわずかに起こった。ヘリウムでアポトーシスや他細胞死関連遺伝子群がカーボンよりも多種類上昇がみられ,細胞染色で得られた結果と矛盾しなかった。(著者抄録)