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J-GLOBAL ID：202002273094781833   整理番号：20A2681979

日本近現代の歴史的庭園の調査・保存・修理を巡る状況からみた森蘊の評価

Appraisal of Mori Osamu’s Achievements Considering the Investigation, Preservation and Renovation of Historical Gardens in Japan’s Modern History

著者 (2件)： 粟野隆 (東京農大) ,  MARES Emmanuel (京都産業大)
資料名： 日本庭園学会誌
号： 34  ページ： 25-34,1(1)  発行年： 2020年03月31日 
JST資料番号： L4390A  ISSN： 0919-4592  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,森蘊(1905~1988)の庭園の調査・研究・保存・修理に関する造園活動の日本近現代における位置づけを検討した。明治期から昭和期における庭園史研究の動向や庭園修理の担い手について全体像を把握し,森の諸活動と比較・考察した。その結果,森の造園活動は,(1)庭園と建築とをセットで研究する姿勢が基本であったこと,(2)日本史全体への位置づけを意識した庭園史研究を展開したこと,(3)庭園の地形を重視した実測調査による旧態の考察をおこなったこと,(4)発掘調査知見を先駆的に活用したこと,(5)調査研究から修理に至るまで,歴史的庭園の保存を系統的に実践したこと,という点が特徴と指摘できる。(著者抄録)

シソーラス用語： *評価 ,  *歴史 ,  *庭 ,  造園 ,  計測 ,  地形 ,  保存 ,  修理
準シソーラス用語： *森蘊 ,  *日本近現代 ,  *歴史的庭園

分類 (1件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y)

引用文献 (44件)：

• 奈良文化財研究所ホームページ:森蘊 旧蔵資料: https://www.nabunken.go.jp/research/moriosamu.html:2019年3月29日参照
• マレス・エマニュエル(2017):妙蓮寺玉龍院庭園から唐招提寺東室庭園への庭園移転-森蘊による庭園遺構の移転復元-:日本庭園学会誌(31)、29-36
• マレス・エマニュエル(2016):森蘊 園史研究と作庭は表裏一体:庭NIWA(225)、建築資料研究社、44-47
• マレス・エマニュエル(2014):重森三玲と森蘊の庭園観-小堀遠州の伝記を通して-:日本庭園学会誌(28)、11-21
• マレス・エマニュエル(2013):森蘊と日本庭園史-毛越寺庭園の修復・整備を通して:奈良文化財研究所紀要 2013、38-39

タイトルに関連する用語 (9件)： 日本 ,  歴史 ,  庭園 ,  調査 ,  保存 ,  修理 ,  状況 ,  森 ,  評価