文献
J-GLOBAL ID:202002273188246878   整理番号:20A0249071

水道水中の六価クロムの定量のための標準物質の調製

Preparation of a Reference Material for the Determination of Hexavalent Chromium in Tap Water
著者 (3件):
資料名:
巻: 35  号: 12  ページ: 1375-1379(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: G0673B  ISSN: 0910-6340  CODEN: ANSCEN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
水道水中の六価クロム(Cr(VI))の定量のための標準物質(RM)を開発した。水道水RMは,酸性化しない原料にCr(VI)標準溶液を加えることにより調製され,すなわち,元の7.6のpH条件下では,水道水をHNO3でpH1に調整したときにCr(VI)の濃度の低下が観察された。調製した水道水RM(2L)を,内部プラグ(各200mL)を有する10のフッ素樹脂(PFA)ボトルに充填した。各PFAボトル(Cr(VI)を含む水道水)は,再密閉可能なポリバッグで密封され,冷蔵庫中5°Cで貯蔵された。水道水RMは,51μg・L-1のCr(VI)濃度を有した。Cr(VI)の濃度を,100mmの石英セルを用いてジフェニルカルバジド吸光光度法により測定した。ブランク値の3倍の標準偏差(n=5)に対応する試料溶液中のCr(VI)の検出限界は0.51μg・L-1であった。水道水RM中のCr(VI)の均一性を,Cochran試験後の分散分析により評価した。分析結果のボトル内変動とボトル間変動の分散の間に有意差はなく,水道水RMが十分に均一であることを示した。水道水RMにおけるCr(VI)の安定性を,6カ月の期間にわたってCr(VI)濃度をモニターすることによって調査した。貯蔵時間に対するCr(VI)濃度の回帰線の勾配はゼロと有意差がなく,水道水RMが6か月間安定であることを示した。水道水RM中のCr(VI)の濃度(50~51μgL-1)は,原子吸光分析により得られた全クロム濃度(50~51μgL-1)と良く一致した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
重金属調査測定  ,  分析試薬 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (12件):
  • 1. JIS K 0102, “Testing Method for Industrial Wastewater”, 2016, Japanese Industrial Standards Committee, Tokyo.
  • 2. Y. Furusho, M. Ono, M. Yamada, T. Kitade, and S. Motomizu, Bunseki Kagaku, 2009, 58, 147.
  • 3. K. Ohmori and T. Saito, Bunseki Kagaku, 2009, 58, 801.
  • 4. Y. Kataoka, T. Watanabe, K. Hayashi, R. Ozawa, K. Takizawa, and H. Akiyama, Shokuhin Eiseigaku Zasshi, 2017, 58, 275.
  • 5. A. Kawase, K. Ohashi, I. Akabane, T. Kuroiwa, M. Murayama, H. Yoshimura, J. Yoshinaga, M. Uemoto, A. Ono, K. Kakita, and M. Sakata, Bunseki Kagaku, 2006, 55, 875.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る