抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・岩手県の重要な養殖対象種であるマガキについて,天然採苗試験及びシングルシード種苗生産・養殖試験を平成30年に実施。
・1)天然採苗試験:広田湾脇ノ沢漁港岸壁において,マガキが産卵可能となる成熟有効積算水温600°C・日に達したのは7月中旬。
・2)ラーバ調査:マガキ小型幼生は8/10と9/6に出現のピーク,成熟有効積算水温から,潮間帯に生育するマガキは7月中旬には産卵可能状態にあったと推測。
・3)付着調査:マガキ稚貝は8/13~26の間に付着が多,平成30年の広田湾の採苗適期は8月中旬~下旬と思考。
・4)抑制試験:各定点で高さを調節して抑制した採苗器と抑制していない採苗器を比べると,抑制した採苗器の方で成長が抑制。
・5)シングルシード種苗生産・養殖試験:親貝11個体から16200千粒の受精卵を得て,D型幼生3000千個を回収し飼育,159千個の採苗期幼生を取得。
・採苗容器から回収した稚貝をボトル式飼育装置に移した直後に稚貝の順調な成育が確認,稚貝が肉眼で確認できるようになった後に稚貝の生長は停止,稚貝の過剰な撹拌が原因と推測。