抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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様々な種類の大理石が建築石として日本で採石されていることは広く知られていない。大理石採石場は1960年代までは活況であった。これらの大理石は,東京の多くの歴史的建築物の内部仕上げのために使用されてきた。これは,Joshiah Conderによって設計された東京の歴史的洋館のいくつかで,内装材(マントルピース)に使用されている国内建築石に関する調査報告である。建物は旧岩崎邸,旧島津邸,旧古河邸である。建物の建設は1896~1917年であった。マントルピースの大理石は非破壊的に同定された。茨城県,岐阜県,岩手県,山口県および首都東京からの大理石が同定された。結果は,それらの大理石の採石がそれらの年に活発であったことを示している。調査は,日本における建築石の使用とロジスティックスの歴史を理解するために重要で,文化遺産の正しい評価につながる。(翻訳著者抄録)