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J-GLOBAL ID：202002273946780079   整理番号：20A1337517

熱帯島嶼における生ごみ由来のメタン発酵肥料によるバイオマス循環の取り組み

Biomass Resources Recycling through Fertilizer Production from Methane Fermentation of Organic Wastes in the Tropical Islands

著者 (3件)： 上田祐未 (木野環境(京都市)) ,  桑原衛 (ぶくぶく農園) ,  多田千佳 (東北大 大学院農学研究科)
資料名： 熱帯農業研究  (Research for Tropical Agriculture)
巻： 13  号： 1  ページ： 49-53  発行年： 2020年06月01日 
JST資料番号： L6894A  ISSN： 1882-8434  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・島嶼のような閉鎖系においては,発電用の燃料や化学肥料は常に外部から入手。
・ここで生ごみや家畜糞尿などの有機物をメタン発酵させて,バイオガスのエネルギーを回収し,発酵残渣(発酵液)は肥料として利用可能で,一挙両得。
・本報では,石垣市における取組を紹介し,熱帯地域での普及の可能性を示唆。
・別の事例として,埼玉県小川町におけるバイオガスプラントの運用と液肥を利用した野菜やコムギの栽培とその利点を解説。

シソーラス用語： 地形要素 ,  *メタン発酵 ,  *バイオガス ,  エネルギー回収 ,  家畜糞尿 ,  *ごみ発電 ,  発酵液 ,  *液体肥料 ,  沖縄県 ,  島 ,  野菜 ,  コムギ
準シソーラス用語： 島嶼 ,  石垣島

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  農業廃棄物の利用  (FB07050I) ,  肥料一般  (FB05010C)

引用文献 (12件)：

• 相崎万裕美 2006. 生ごみメタン発酵消化液の野菜苗への肥効について. 埼玉県農林総合研究センター研究報告 6: 78-80.
• 甘利 誠・豊田剛己・Tajul MD. Islam・増田和成・黒田哲生・渡辺 昭 2008. 土壌および養液栽培へのメタン消化液施用が数種土壌病害発生に及ぼす影響. 土と微生物 62(2): 106-113.
• Cao, Y., Z. Chang, J. Wang, H. Yang, and G. Fu 2014. Potential use of anaerobically digested manure slurry to suppress Phytophthora root rot of chili pepper. Sci. Hortic. 168: 124-131.
• Cao, Y., J. Wang, H. Wu, S. Yan, D. Guo, G. Wang, and Y. Ma 2016 Soil chemical and microbial responses to biogas slurry amendment and its effect on Fusarium wilt suppression. Agric. Ecosyst. Environ. Appl. Soil Ecol. 107: 116-123.
• Feng, M., Y. Fukuda, and C. Tada 2019. Control of bacterial wilt disease by anaerobic digester effluent of cattle manure. Water and Environment Technology Conference 2019. Osaka.

タイトルに関連する用語 (7件)： 熱帯 ,  島嶼 ,  生ごみ ,  メタン発酵 ,  肥料 ,  バイオマス ,  循環