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J-GLOBAL ID:202002274103533340   整理番号:20A0285247

隠れた液相ドメインを用いた高分子と混合した有機化合物の結晶化挙動のエンジニアリング【JST・京大機械翻訳】

Engineering the crystallization behavior of an organic compound mixed with polymers using hidden liquid phase domains
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 177-185  発行年: 2020年 
JST資料番号: W2468A  ISSN: 2058-9689  CODEN: MSDEBG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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ポリスチレン,ポリ(エチレン-alt-プロピレン,又はポリ(2-ビニルピリジン)と混合したピレンの結晶化挙動を示差走査熱量測定(DSC)法を用いて調べ,有機化合物の結晶化挙動に及ぼす重合体の影響を理解した。広範なDSC特性化は,ポリマ組成の関数としてのピレンの全ての結晶化曲線が上部臨界結晶化温度を有することを明らかにした。上部臨界挙動は,高分子溶液中のピレンの結晶化が,ピレン結晶の二相ドメイン内に位置する隠れた液液相ドメインのスピノーダル限界と高分子に富む液相により支援されることを示唆している。また,比較的非極性のポリスチレンまたはポリ(エチレン-alt-プロピレンと混合したピレンに対して,ピレンの結晶化温度曲線はピレン結晶の融解温度曲線と共にシフトすることも観察した。この結果は,溶媒と重合体の間の化学的適合性を用いた高分子溶液の熱力学的挙動を記述する古典的Flory-Huggins理論と一致した。対照的に,比較的極性のポリ(2-ビニルピリジン)と混合されたピレンの結晶化曲線は,ピレンとポリ(2-ビニルピリジン)の間の好ましい化学的適合性のために,他の比較的非極性の高分子と比較して,より低い温度領域にシフトするにもかかわらず,より高い温度領域で観察された。ポリ(2-ビニルピリジン)セグメント間の引力相互作用による拡張隠れ液相ドメインを誘起するポリ(2-ビニルピリジン)の高双極子モーメントに対するポリ(2-ビニルピリジン)溶液中のピレンの対照的融解及び結晶化挙動を特性化した。これらの知見は,重合体が隠れた液-液相ドメインを用いた有機化合物の制御結晶化のための効果的で汎用性のある添加物であることを示している。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境問題  ,  高分子固体の物理的性質  ,  遺伝子操作  ,  酵素一般  ,  遺伝子発現 

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