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J-GLOBAL ID：202002274150256865   整理番号：20A0714279

背景循環への熱帯低気圧の寄与をより良く定量化するためのポテンシャル渦度逆転に基づく熱帯低気圧除去技術【JST・京大機械翻訳】

A tropical cyclone removal technique based on potential vorticity inversion to better quantify tropical cyclone contribution to the background circulation

著者 (3件)： Arakane Sho (Research Center for Environmental Changes, Academia Sinica, Taipei, Taiwan) ,  Arakane Sho (Atmosphere and Ocean Research Institute, The University of Tokyo, Kashiwa, Japan) ,  Hsu Huang-Hsiung (Research Center for Environmental Changes, Academia Sinica, Taipei, Taiwan)
資料名： Climate Dynamics  (Climate Dynamics)
巻： 54  号： 5-6  ページ： 3201-3226  発行年： 2020年 
JST資料番号： T0548A  ISSN： 0930-7575  CODEN： CLDYEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異なる空間/時間規模の環境場に及ぼす熱帯低気圧(TC)の影響を調べる有効な方法は,TCが除去された循環と元の循環を対比することである。動的バランスは,TC寄与を分析するために必要であるが,既存のTC除去法により得られたTC除去場の動的バランス(TC bogus手順で広く使用されている)はしばしば無視されている。本論文では,ポテンシャル渦度(PV)インバージョン技術を組み込んだTC除去法を提案し,気候研究への適用を実証した。この方法は,TCsの正のPV擾乱を客観的に検出し,それは深い構造で強く,圧倒的に弱い負のPV擾乱を圧倒的に支配する。TC除去場は,PVインバージョンフレームワークにおける動的バランス考慮によりバランスがとれている。このアプローチは,TC渦を分離し,既存の除去法により誘導されたTC成分と比較して,より強く,より広い範囲の影響を持っている。既存の方法と提案方法によって得られたTC除去場は,特に動的バランスにおいて大いに異なっている。熱帯西部北太平洋における季節内変動と季節平均循環へのTC寄与を調べた。TCの存在は,季節内振動の振幅と伝搬を強化し,地域における低レベルのモンスーントラフと上部レベルの高気圧のような季節的平均循環を強化する。既存のおよび提案したTC除去技術は一貫した結果をもたらすが,提案した技術は季節平均循環および季節内振動の振幅および北向き伝搬傾向に対してより大きなTC寄与をもたらす。Copyright The Author(s) 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 高気圧 ,  気候 ,  *熱帯 ,  モンスーン ,  *渦位 ,  舟状海盆 ,  *熱帯低気圧 ,  北西太平洋
準シソーラス用語： 季節内振動 ,  動的バランス , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R) ,  大気大循環,熱帯気象  (DC05060G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 背景 ,  循環 ,  熱帯低気圧 ,  定量化 ,  ポテンシャル渦度 ,  逆転