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J-GLOBAL ID：202002274181110650   整理番号：20A0578898

TTC9A欠損は雌マウスにおける海馬および扁桃体神経可塑性関連遺伝子発現のエストラジオール媒介変化を誘発する【JST・京大機械翻訳】

TTC9A deficiency induces estradiol-mediated changes in hippocampus and amygdala neuroplasticity-related gene expressions in female mice

著者 (9件)： Guan Li (School of Biomedical Sciences, Li Ka Shing Faculty of Medicine, The University of Hong Kong, Hong Kong Special Administrative Region) ,  Guan Li (Department of Physiology, Guangzhou University of Chinese Medicine, Guangdong, PR China) ,  Yu Wing Shan (School of Biomedical Sciences, Li Ka Shing Faculty of Medicine, The University of Hong Kong, Hong Kong Special Administrative Region) ,  Shrestha Smeeta (School of Biological Sciences, Nanyang Technological University, Singapore) ,  Or Yu Zuan (School of Biological Sciences, Nanyang Technological University, Singapore) ,  Lufkin Thomas (Department of Biology, Clarkson University, Potsdam, New York, United States) ,  Chan Ying-Shing (School of Biomedical Sciences, Li Ka Shing Faculty of Medicine, The University of Hong Kong, Hong Kong Special Administrative Region) ,  Lin Valerie Chun Ling (School of Biological Sciences, Nanyang Technological University, Singapore) ,  Lim Lee Wei (School of Biomedical Sciences, Li Ka Shing Faculty of Medicine, The University of Hong Kong, Hong Kong Special Administrative Region)
資料名： Brain Research Bulletin  (Brain Research Bulletin)
巻： 157  ページ： 162-168  発行年： 2020年 
JST資料番号： T0090A  ISSN： 0361-9230  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： セロトニン作動系に対するエストラジオール作用を介した不安様反応および行動的脱酸素におけるテトラトリコペプチド反復ドメイン9A(TTC9A)欠損の関与について報告した。新たな証拠は,エストラジオールが神経可塑性の強力な調節因子であることを示唆する。エストラジオール及び神経可塑性変化は気分調節に関与し,エストラジオール活性はTTC9Aにより負に調節されるので,TTC9A-/-により誘導される行動変化は神経可塑性関連機構により仲介されると仮定した。神経可塑性機能に及ぼすTTC9Aとエストラジオール調節の影響を理解するために,エストラジオールまたは賦形剤処理による卵巣摘出(OVX)TTC9A-/-マウスを含む以前の研究で収集した脳試料の尾部懸濁不動性と神経可塑性関連遺伝子発現研究の行動解析を行った。OVX-Ttc9a-/-マウスは,OVX-Ttc9a-/-エストラジオール処理マウスと比較し,尾懸垂不動性を有意に低下させることを観察した。興味深いことに,腹側海馬におけるトロポミオシン受容体キナーゼB(TrkB)の遺伝子発現におけるアップレギュレーションがあり,エストラジオールで処理されたものと比較して,OVX-Ttc9a-/-マウスの扁桃体における脳由来神経栄養因子(Bdnf)とシナプス後密度蛋白質-95(PSD-95)があった。これらの知見は,エストラジオールがTTC9A-/-マウスにおいて神経可塑性において阻害的役割を果たすことを示す。これらの観察は,TTC9Aの存在がエストラジオールの効果を抑制するので,野生型マウスでは見られなかった。著者らのデータは,TTC9A-/-マウスにおける行動変化が海馬および扁桃体領域の両方において神経可塑性関連機構を含むエストラジオール調節により仲介されることを示唆する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *海馬 ,  BDNF ,  賦形剤 ,  脱酸素 ,  シナプス ,  懸濁液 ,  トロポミオシン ,  *遺伝子発現 ,  タンパク質 ,  アップレギュレーション ,  *扁桃核 ,  *神経可塑性 ,  懸垂 ,  卵巣切除 ,  ステロイド ,  エストロゲン ,  ステロイドホルモン ,  フェノール類 ,  ジオール

著者キーワード (5件)： テトラトリコペプチド反復ドメイン9A(TTC9A) ,  神経可塑性 ,  エストラジオール ,  Hippocampus ,  扁桃体

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  向精神薬の基礎研究  (GW03100Y)

物質索引 (1件)： エストラジオール

タイトルに関連する用語 (9件)： 欠損 ,  雌 ,  マウス ,  海馬 ,  扁桃体 ,  神経可塑性 ,  遺伝子発現 ,  エストラジオール ,  誘発