抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】慢性高山病(CMS)患者における骨髄有核赤血球のアポトーシス関連遺伝子Bcl-2,Bcl-xl,BaxmRNAの発現および臨床的意義を調査する。【方法】26例のCMS患者(CMS群)と26例の健康対照者(対照群)の骨髄CD71+有核赤血球のアポトーシス率をフローサイトメトリー(FCM)で検出し,Bcl-2,Bcl-xl,およびBcl-2をリアルタイム蛍光定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)で検出した。Baxなどのアポトーシス関連遺伝子のmRNA発現レベルを測定し、CMS患者のヘモグロビン(Hb)と骨髄有核赤細胞のアポトーシス率及びアポトーシス関連遺伝子との相関性を分析した。結果:CMS群の骨髄CD71+有核赤血球のアポトーシス率は2.40%であり、対照群の骨髄CD71+有核赤血球細胞のアポトーシス率は2.30%であり、2群の間に有意差が認められなかった(t=0.409、P=0.686)。CMS群の骨髄CD71+有核赤血球におけるBaxmRNA発現レベルは対照群より低下し(0.71±0.01vs.1.00±0.05)、両群の間に統計学的有意差があった(t=13.866,P<0.05)。CMS群のBcl-xlとBcl-2mRNA発現に有意差はみられなかった(P>0.05)。CMS患者の末梢血のHb、骨髄CD71+有核赤細胞のアポトーシス率とBaxmRNAの間に明らかな相関性がなかった(P>0.05)。【結語】CMS群の骨髄CD71+有核赤血球のアポトーシス率は,CMS群と比べて有意差を示さなかったが,CMS群におけるBaxmRNA発現は,対照群におけるそれよりかなり低かった。骨髄CD71+有核赤血球細胞のアポトーシスはCMS疾患の発病機序に関与している可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】