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J-GLOBAL ID：202002274383378785   整理番号：20A2790106

福島第一原子力発電所事故後の4主要樹種における樹冠位置と年々変動の間の放射性セシウム濃度の垂直分布【JST・京大機械翻訳】

Vertical distribution of radiocesium concentrations among crown positions and year-to-year variation in four major tree species after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident

著者 (4件)： Kenzo Tanaka (Forestry and Forest Products Research Institute, Tsukuba, Ibaraki, 305-8687, Japan) ,  Saito Satoshi (Kansai Research Center, Forestry and Forest Products Research Institute, Kyoto, 612-0855, Japan) ,  Araki Masatake G. (Forestry and Forest Products Research Institute, Tsukuba, Ibaraki, 305-8687, Japan) ,  Kajimoto Takuya (Tohoku Research Center, Forestry and Forest Products Research Institute, Morioka, 020-0123, Japan)
資料名： Journal of Environmental Radioactivity  (Journal of Environmental Radioactivity)
巻： 225  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0031B  ISSN： 0265-931X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 福島第一原子力発電所事故後の樹木の樹冠位置間の放射性セシウム(137Cs)の分布を評価するために,2011年から2019年東北日本において,4つの主要樹木種(Chamaecyparis obtusa,Cryptomeria japonica,Pinus densiflora,およびQuercus serrata)の異なる樹冠位置から葉と枝試料を収集した。試料を現在の年および1歳群(古い葉および古い枝)に分割し,それは時々直接汚染部分を含んだ。乾燥葉と枝の137Cs放射能濃度をゲルマニウム半導体検出器を用いて測定した。樹冠位置間の種および器官型(すなわち,葉および枝)間の相対的137Cs活性濃度には複雑な差異があった。現在の年葉における相対的137Cs放射能濃度はC.obtusaの上部樹冠でより高かったが,C.japonicaではより低い樹冠位置で高かった。P.densifloraとQ.serrataでは樹冠位置間に差は見られなかった。現在の年枝では,Q.serrataの相対的137Cs濃度は樹冠位置間で類似していたが,P.densifloraの上部樹冠では高かった。すべての種の古い葉と古い枝における濃度は,より低い樹冠でより高い傾向があった。これらの種間および器官型の違いを引き起こす因子は,樹冠位置間で,器官のターンオーバー速度,異なる成長速度による希釈効果,および樹冠内のカリウム分布に関連している可能性がある。Q.serrata,C.japonicaとP.densifloraの古い葉,およびP.densifloraの古い枝を除いて,すべての種でほとんどの葉と枝で年々変動は観察されなかった。汚染の種間と器官間パターンに関する我々の長期データは,樹冠位置と年年傾向の変化に焦点を合わせて,汚染森林生態系における137Cs沈着と動態の推定を改善するのを助けるかもしれない。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： カリウム ,  Ge半導体検出器 ,  ターンオーバー ,  東北地方 ,  沈着 ,  成長速度 ,  *垂直分布 ,  *樹冠 ,  年年変動
準シソーラス用語： Cryptomeria ,  樹種 ,  森林生態系 ,  放射能濃度 ,  希釈効果 ,  *福島第一原子力発電所事故 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： キャノピー ,  137Cs ,  ヒノキ ,  Cryptomeria japonica ,  Pinus densiflora ,  コナラ

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

タイトルに関連する用語 (6件)： 福島第一原子力発電所事故 ,  樹種 ,  樹冠 ,  年々変動 ,  放射性セシウム ,  垂直分布