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J-GLOBAL ID:202002274555374266   整理番号:20A0623119

施設栽培ニホンナシにおける「発芽不良」の現状および要因分析~福岡県の主要ニホンナシ産地である朝倉地域の事例~

Phenological Observations and Factor Analysis of ‘Flowering Disorder’ in Japanese Pears Cultivated in Greenhouses in the Asakura Area, Fukuoka Prefecture
著者 (3件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 439-447(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福岡県朝倉地域における施設栽培ニホンナシの発芽不良の特徴について2014年から2017年にかけて調査した.着果数の減少と果実品質の低下がみられた開花割合3割以下の樹を「発芽不良重症樹」と定義し,園全体の樹に対する発芽不良重症樹の割合を「重症樹率」として算出した.その結果,補助加温ハウスでは2016年が16.6%,無加温ハウスでは2017年が8.6%であり4年間で最も高かった.品種間で重症樹率を比べたところ,‘豊水’に比べ‘幸水’の方が有意に高かった.2016年の補助加温ハウス8園において,ビニル被覆開始日が遅い園ほど重症樹率が低く,自発休眠の覚醒時期の遅延が関与している可能性が示唆された.また,ビニル被覆後の日中の高温が発芽不良の発生を助長している可能性が示唆された.以上の結果から,発芽不良はビニル被覆開始時期と被覆後のハウス内の温度変化の影響が大きく,花芽の自発休眠が関与する可能性が示唆された.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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果樹  ,  植物の生理的障害一般  ,  植物の病虫害防除一般 
引用文献 (20件):
  • 浅野聖子・奥野 隆.1990.ニホンナシ「幸水」,「豊水」の自発休眠覚醒時期と低温要求量.埼玉園試研報.17: 41-47.
  • Bouche, F., N. Detry and C. Perilleux. 2015. Heat can erase epigenetic marks of vernalization in Arabidopsis. Plant Signal. Behav. 10: e990799.
  • Erez, A. 2000. Bud dormancy; phenomenon, problems and solutions in the tropics and subtropics. p. 17-48. In: A. Erez (ed.). Temperate fruit crops in warm climates. Springer Netherlands, Dordrecht, Netherlands.
  • 藤丸 治.2004.熊本県における加温ハウスナシの「発芽不良」果実基金調査資料No. 189 平成15年度 果樹農業生産構造に関する調査報告書-果樹農業に対する気象変動の影響に関する調査-.p. 62-65.
  • 藤丸 治・岩谷章生.2016.露地栽培におけるニホンナシ‘幸水’,‘新高’の発芽不良要因解明とその軽減技術開発.熊本農研セ研報.23: 56-63.
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