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J-GLOBAL ID：202002274896200905   整理番号：20A0760288

拡大推論における最大エントロピー原理の合理性とバイアス情報の排除

Rationality of Maximum Entropy Principle in Expanded Reasoning and Elimination of Bias Information

著者 (3件)： 山下洋史 (明治大) ,  KWON Sunhee (明治大) ,  金子勝一 (山梨学院大)
資料名： 日本経営システム学会誌  (Journal of Japan Association for Management Systems)
巻： 36  号： 3  ページ： 183-188  発行年： 2020年03月15日 
JST資料番号： L7168A  ISSN： 0918-8282  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,「非合理的な意思決定はどのような心理的バイアス要因から生じるか」,そして「合理的な意思決定はどのような行動原理で記述されるか」を検討していくことにする.そこで,「模倣」に関する先行研究に基づき,多くの人々が「バイアス情報」を合理的証拠であるかのように考えてしまうことを指摘するとともに,意思決定者にとって「合理的証拠」以外の情報は,常にあいまいさ(エントロピー)の大きい状況に置かれていることを示唆する.その上で,合理的証拠以外は「無情報」であるとする「最大エントロピー原理」に従った意思決定が,バイアス情報を排除した合理的意思決定(地に足の着いた意思決定)となることを示唆する.(著者抄録)

シソーラス用語： *理論 ,  *性質 ,  *意思決定 ,  模倣 ,  バイアス ,  類推 ,  情報システム ,  因子 ,  *合理性 ,  行動理論
準シソーラス用語： バイアス情報 ,  暗黙信仰性 ,  合理的意思決定 ,  合理的証拠 ,  *最大エントロピー原理 ,  証拠 ,  非合理的意思決定 ,  類推による推論 ,  心理的因子

分類 (1件)： 経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (9件)：

• Casson,M.著,手塚公登,井上正訳:情報と組織, アグネ承風社, 2002
• 山下洋史,金子勝一:日本における米国追従志向性と暗黙的模倣,日本経営システム学会講演論文集,pp.170-173,2012
• 山下洋史:ITとISに対する「暗黙信仰性」に関する研究, 日本経営システム学会講演論文集, pp.119-122, 2001
• 山下洋史, 上原衛:IT, ISの「暗黙信仰性」と米国追従志向, 日本経営システム学会講演論文集, pp.71-74, 2002
• Klir, G.J.and Folger,T.A., 本多中二訳:ファジィ情報学, 日刊工業新聞社, 1993

タイトルに関連する用語 (6件)： 拡大 ,  推論 ,  最大エントロピー原理 ,  合理性 ,  バイアス ,  排除